三江線石見都賀駅、長谷駅

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 13日朝、潮温泉での「みちのく会」終了。

 沿線で一泊することで、1日4本しか列車がない三江線でも、あちこちをまわることができる。江の川の水際にある潮駅は、只見線の早戸や越後川口を思わせる佇まいで、静かな江の川の流れがとても美しかった。

 僕らの一泊会は、完全現地集合、現地解散が鉄則だ。三江線沿線といえど、レンタカーで来ている奴もいる。彼の車に便乗させてもらい、宇津井以外にもいくつか訪れてみることにした。

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 三江線と並行する、対面通行の狭い国道を走り、降ろしてもらったのは石見都賀駅。列車の本数が最も少ない区間だが、意外なほど(と言っては地元の方に失礼だが)大きな集落だ。

 ホームは築堤の上にある。駅舎がないので、入口がわからず迷ったが、小さな広場にある小屋が待合室らしい。中では、おじさんが1人、タバコを吸っていた。

 そこへ、1台のタクシーがやって来た。

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 降りたのは、地元の高校生らしき女子2人。三次へ遊びに行くらしい。自家用車を出してもらえず、タクシーと汽車で行くことにした、といったところだろうか。これで三次に出ると、戻ってくる列車は17時発か19時15分発の2本。すごいダイヤである。

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 やがて、8時10分発の三次行きがやって来た。日曜日だし、車内には仲間が数人乗っているだけ……と思ったら、それなりの数のお客さんが乗っていた。

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 次に降りたのは、秘境駅として知られる長谷駅。大部分の列車が通過する駅で、三次方面は、なんとこの列車が最終。逆に、江津方面の列車は夕方しか停車しない。朝の列車で三次へ行き、夕方の列車で戻ってくる。そういう仕組みになっている。

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 長谷駅には、先ほどのレンタカーが先行して、僕たちを待っている……はずだったが、列車のほうが早く着いた。何でも、対岸にある国道から、こちらへ渡る橋が三次のほうまで行かないとなかったらしい。

 しばらく長谷駅でのんびりして、車で三次駅に向かった。