鷲宮神社に初詣

 3日。少し遅めの初詣は、埼玉県の鷲宮神社に行ってきた。関東最古の大社とも言われる、歴史ある神社だ。最近では、アニメ「らき☆すた」の舞台として描かれたことから、アニメファンからの人気も高い。

 すでに3日の14時近くというのに、鷲宮神社には大勢の参拝客が列を作っていた。本殿までの待ち時間は、約1時間。お年寄り、家族連れ、アニメ系と、実にさまざまな人が並んでいる。僕の前では、いかにもそちら系という方々のグループが、「鷲宮神社の行列とコミックマーケットの行列の類似性について」熱心に議論していたし、2列ほど後ろでは、幼稚園児くらいの子どもを連れたお父さんが、「オタクばかりでイライラする」とつぶやいていた。その横を、地元のおばちゃんが、柊一家(「らき☆すた」で父親が鷲宮神社の宮司ということになっている)のイラストが入った「鷲宮町特別住民票」を高々とかざして、売り歩いているといった具合。

「特別住民票」は、もともと「らき☆すた」ファンのためのグッズだが、鷲宮町が3月で久喜市と合併し閉町となるため、今回は「閉町記念特別住民票」として売られていた。アニメファン以外の人が、どれだけ買ったのかはわからないが、自治体としての歴史を閉じる鷲宮町に敬意を表し、購入した。

 参拝を終えた後は、アニメのイラストが氾濫していることで有名な、絵馬を見物。普通の絵馬、アニメ系の絵馬に混じって、ハングルの絵馬もいくつかある。だいたいは、「世界平和を」などと書かれているのだが、よく見ると……

日本「脱シスコン(シスターコンプレックス)」 vs 韓国「独島は韓国領」

日本「ようじょと(以下略)」vs 韓国「ホントにきれいで可愛くて賢くて、僕より幼い年下の女の子とつきあえますように」

 ……やれやれ。

 ていうか、ようじょ云々は冗談でも笑えないので、やめてくれ。

 帰りは、駅近くの蕎麦屋に寄って、遅い昼食。一昨年鷲宮神社を訪れた際、大鳥居横の茶屋で食べた「つかさの山菜もっさい」なる蕎麦が、とても美味しかった。

 20席ほどの小さな店内は、やはりアニメファンと思しき人々でだいたい埋まっていた。鷲宮町では「らき☆すたスタンプラリー」を開催中で、この店も、スタンプラリーの参加店なのだそうだ。指定のメニューからひとつを注文すると、スタンプがもらえるらしい。

右上の4つが、スタンプラリー指定メニュー

肝心の蕎麦は、おいしいけど、ちょっとゆで時間が長かったかな。


鷲宮駅近くの理容店。ここも、「らき☆すた」。

 1年半ぶりに訪れた鷲宮町は、前回以上に、「らき☆すた」一色となっていた。

 アニメ2期とか、あるんでしょうかね……。

コメント

  1. ききみみ より:

    うわ~、ほかの神社とはひと味もふた味も違うユニークな神社ですね~[E:coldsweats01]
    地元の方々や昔から参拝に訪れている方たちは変わりようにビックリなんじゃないでしょうか…。
    おそば屋さんの「有頂天丼」が気になります…[E:coldsweats02]

  2. 栗原景 より:

    ユニークさでは、西八王子の了法寺には負けますね……。
    1時間以上並んだ後は、屋台でばかたかいモツ煮と缶ビール(合計1000円_| ̄|○)をいただきました。
    普通の神社としても、良いところですよ。