GoogleEarth恐るべし

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 この前アップした、チベット・ラサ郊外のガンデン寺から眺めた風景だ。

 GoogleEarthを使ってラサの地形や道を調べているうちに、ふと思いついた。5分ほど操作して、得られた画像が、これ。

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……すごっ。

 ひとめで、ほぼ同じ景色であるとわかる。つづら折りになっている登山道や、斜面の微妙な起伏もばっちり再現されている。GoogleEarth、恐るべし。

 ガンデン寺は、ダライ・ラマをはじめとするチベット仏教の最大宗派・ゲルク派の総本山だ。文化大革命で徹底的に破壊され、今も中国当局の監視下にあると言われている。

 中国によるチベット支配の重点地として、アメリカも力を入れて偵察しているのだろう。田舎の山奥というのに、やたらと高解像度のデータが入っている。

 中国はチベットを支配し、アメリカは世界中を見張っている。そんな感じ。

 ……ていうか、こんなことしている場合じゃなかった。今夜は徹夜です。

コメント

  1. ゆきんこ より:

    GoogleEarthなるものは以前こちらのサイトで初めて知りましたが、
    昨日10日の朝日新聞朝刊2面~ひと~の欄に
    最高技術責任者マイケル・ジョーンズさんが載ってて合致しました。
    東京にも詳しい方のようで『田園調布に屋根がイチゴの形をした店がある』と
    記者にGEで見せてくれたり実際に『山の手線の内側はだいたい歩いた』とか。
    単に地理地図オタクだけでなく一大事業に発展させるあたりがスゴイですね。
    自分がPCド初心者なので、こういう技術が無料提供されている事にも驚きます。

  2. かんりにん より:

    GoogleEarthは、未だにどうやって収益あげているのか謎です。
    GoogleEarthを見ていると、アメリカが世界のどの地域に関心を持っているのかわかります。北朝鮮なんて、韓国よりも高解像度のエリアが多いです。
    もう少し、googlemapに近い使い方ができると、便利なんですけど、贅沢ですよね……。
    その記事、図書館あたりで見てみますね。