いつもおそばに、「富士そば」

K1043

 中野サンモールに富士そばが出来て以来、富士そばマニアになっている。

 僕はいつも終電で帰ってくるのだが、小腹がすいて夜食を食べたいと思っても、牛丼屋か餃子屋、あるいはハンバーガーくらいしかなかった。ちょっと飲みたい時は餃子屋に行くが、どうも寝る前に食べるには身体に悪そうな店ばかりだった。

「24時間営業の富士そばでも出来たらなあ」

 そう思っていたら、夢が叶ったというわけだ。

 それ以来、遅くに帰ってくるとたいていふらふら入って、もり蕎麦だの、たぬき蕎麦だのを食べている。

 首都圏で、立ち食い蕎麦といえば、今は小諸そばと富士そばの一騎打ちという状況だ。どちらも、生蕎麦を店で茹でる本格派を売りにしており、ちゃんと蕎麦湯を用意しているのがいい。数年前までは小諸そばのほうが本格的で、人気も高かったが、去年辺りから富士そばに勢いを感じる。特に、今年の6月に蕎麦の質を上げてからは、ずいぶん小諸そばに近づいた。社長も、「副業で」演歌の作詞家を務めたり、自伝を出版したりとパワフルだ。まだ茹で時間の管理が徹底していないのか、時々のびた蕎麦を出されることもあるが、ちょっとした夜食にはちょうど良い。

 もり蕎麦を食べて、蕎麦湯を入れてつゆを飲む。富士そばのつゆは関東風の濃い口で、蕎麦湯をなみなみ注いでもちょっとしょっぱい。少しずつ飲みながら、3回蕎麦湯をつぎ足したくらいがちょうど良い。きれいに平らげた食器を眺めると、ちょっとだけ日本人であることに誇りを感じる。

コメント

  1. うどん星人 より:

    うどんもよろしく!

  2. かんりにん より:

    あらよっと!
    じゃ、近々事務所近くの麺通団でも。

  3. まろまろ記 より:

    富士そばの「カツ丼カレー」

    カレーの上にかつ丼の具材がのっている、かつ丼カレーなるものを食べてみる。いわゆる…