今日発売された月刊「一個人」(KKベストセラーズ)に、寝台特急「カシオペア」の記事を書いた。師匠であるレイルウェイ・ライター種村直樹さんと、初めてのコラボ?だ。
この雑誌には、しばしば著名人に旅をしていただき、その様子を別のライターが第三者の視点で書くという企画がある。今回は、種村さんに、「旅人」としてカシオペアに乗車していただき、その模様を僕が書いた。
こういう企画は、別に珍しいものではないが、僕が種村さんの旅の様子を書くというのは、なかなか面白くもあり、難しかった。
雑誌を読んでいただけばわかるが、記事では、まるで僕が種村さんと初めて旅したかのように書いてある。鉄道ファン向けの雑誌ではないからだ。種村さんが僕に「~なんですよ」と敬語で語りかける様子は、事情を知っている人が見たらかなり面白いだろう。
実際には、よく知っている間柄なので、種村さんは僕に敬語を使うわけもなく、いつも通りに過ごしていた。しかし、内輪っぽい雰囲気では、記事の主旨に合わないので、車内で出た話題をメモしておき、後から口調を変えて、構成したというわけだ。
このような、「芸能人密着取材」みたいな仕事(笑)をしたのは初めてだったが、なかなか難しかった。コメントは後でも取れるけれど、写真は現場でしか撮影できないので、現場ではライターによるコメント取りよりもカメラマンによる撮影が優先される。だから、なかなか落ち着いて話を聞く時間が取れない。今回は、効率よくコメントをとることができたので何とかなったが、コツを覚えないと良い記事は書けそうもない。まあ、今後、こうした国内旅行の仕事を継続してできればいいな、と思うのだけど。
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カシオペア
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