「ニコニコ日記」再放送

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 NHKのよるドラが好きだった。

 朝ドラならぬ「よるドラ」は、NHK総合テレビで、月曜から木曜のよる11:00から15分ずつ放送されていたドラマだ。ひとつの作品は全20話前後とコンパクトにまとめられ、お約束のない、老若男女が楽しめる斬新なドラマが多かった。

 多かった、と過去形なのは、このシリーズが昨年末で終了してしまったからだ。最後の1年はレベルが低下していたとは言え、「女神の恋」、「ブルーもしくはブルー」、「ちょっと待って、神様」などの名作を生んだ枠だけに、残念だ。

 さて、27作品あるよるドラの中で、僕がいちばん好きな作品は、木村佳乃、永井杏主演の「ニコニコ日記」だ。流されて生きていた売れない脚本家・小鳥遊ケイは、ある日、かつて自分が付き人をしていた女優・紫野美冬の隠し子、ニコに出会う。共同生活を始めたケイとニコは、交換日記をしながら、心を通わせていく。「ナチュラル」を大切にし、リハーサルすらほとんどしなかったという二人のやりとりは、眺めているだけで心に染みる。

 とくに、子役の永井杏が素晴らしい。僕に、24年の人生で唯一子どもを育てたいと思わせたドラマだ。

 その「ニコニコ日記」が、今週からBS2で再放送している。
 第4話の今日も、しっかり泣かせてもらった。タイトルバックの、木村佳乃と永井杏が遊んでいる映像を見ただけでうるうる。ファービィならぬハラホレ君が、ケイに語りかけるラストは、何回見てもぼろぼろ。もう、「梅干しを見るとつばが出る」状態。録画したDVDを再生すれば、自動的に塩水が出るのだから、ダイエットに最適だ。

 最近、面白いドラマがないと思っている人は、今からBSに加入してでも「ニコニコ日記」を見ることをお薦めする。あと6週間、幸せな夜を過ごせることだろう。

コメント

  1. 真駒内本町 より:

    ニコニコ日記は、次はTBSで愛の劇場として放送されるそうですが、花名子役はユンソナさんではなく、サエコさんになるらしいです。

  2. かんりにん より:

    あちこちにネタのコピペ、ご苦労さまです。