市民にやさしいソウル市へ

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 仁川空港から市内にもどるとき、ふと目にした南大門。ついこの前まで、ロータリーの中央にあったはずなのに、いつのまにか公園になっていた。
 遠くから眺める南大門も良いが、眼前の南大門は勇壮だ。
 最近、ソウル市内は随所で歩行者、市民のための町作りが進められている。市庁前にできたソウル広場や、清渓川の復元事業もそうした町作りの一環だ。
 光化門の交差点には巨大な横断歩道ができ、遠く正面に光化門を見晴らす写真が、いとも簡単に撮れるようになった。
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 僕がソウルに来た頃は、ソウルには横断歩道が極端に少なかった。だが、今ではたいていの交差点に横断歩道がある。横断歩道を増やすことで、歩行者の利便性を向上させると同時に、ドライバーの注意を促し安全運転を定着させるねらいがあるのかもない。
 いかにも李明博が考えそうな政策だが、おかげでソウルはちょっとだけ便利になった。