税務署に行ってきた 1

 確定申告の季節だ。
 韓国在住時の収入のことでわからないことがあり、税務署に立ち寄った。確定申告の相談コーナーへ行ってみるとすごい人。とりあえず、相談員の札をつけたおじさんに声をかけた。
「あのー、すみません、ちょっと教えていただきたいのですが」
「ん? 立ってちゃ話できないでしょ。どこか座って。書類は? もう記入したの?」
 いきなりやられた。
 気を取り直して質問したが、相談員氏はよくわからないらしい。しばらく待たされ、今度は30代くらいの女性が来た。
「あなたですか、○○のことで質問があるというのは」
「え、あ、はい、……なんですが、この場合××は、○○でいいんでしょうか?」
「そうですねえ、あなたに原稿料を支払った出版社は、××を認識していたんですか」
「え? いや、どうでしょうね…。そんなことはないと思いますけど」
「それは、確実に証明できますか?」
 質問に来たのに、尋問されてる……。
「ここは確定申告の相談をするところです。そういった相談は、税金の相談室に行ってください」
 確定申告の相談をしているつもりだったのだが、追い出されてしまった。まあ、確定申告の締め切りも近いし、皆ぴりぴりしているのだろう。こうして、僕は税務署本館の税務相談室のドアを開けた(つづく)。

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