新宿で見た「オールドボーイ」

oldboy.jpg
「オールドボーイ」をやっと見た。
 去年は韓国映画の超当たり年だったが、だらだら忙しい日がつづいたせいで、ソウルにいるにもかかわらずほとんど見られなかったのだ。
 日曜日の夕方の回とあって、歌舞伎町のシネマスクエアとうきゅうはほぼ満員。上映開始時刻を間違えて、40分も早く着いてしまったのだが、これは正解だった。30分前には、早くも外の階段まで行列が伸びていた。シュリ以来、僕も多くの映画を日本の映画館で見てきたが、外にまで行列ができた韓国映画ははじめてだ。邦画やハリウッド映画を含めても、行列して映画を待つのは、「踊る大捜査線The Movie」以来のこと。こんな風景も、韓国ではまずお目にかかれない。韓国の映画館は全席指定・完全入替制で、多くの人はネットであらかじめ予約しておくので、行列はほとんどできない。
 シネマスクエアとうきゅうに入るのも久しぶりだったが、床が、前に行くに連れて高くなっているのにはびっくり。さらに、1人で見に来ている男性が多いのにも驚いた。1人で見ている人が多い理由は、映画が始まってまもなくわかったのだが、それでも韓国ではまず見られない光景だった。
 映画の感想は、ネットのそこら中にころがっているので、そちらを参照してほしい。「なんだかんだ言っても、韓国より日本のほうがやっぱり優れているんじゃないかなあ」と思うことは多いが、こと映画に関しては完敗だ。最初の5秒で、映画の力を見せつけられた気がした。
 2時間後、上映終了。韓国なら、エンディングロールが流れ始めると、観客はたちどころに席を立ちゾロゾロ帰ってしまうのだが、日本は、比較的ゆっくりと映画の余韻にひたることができる。これは、日本の美徳と言えるだろう……。
 と思ったら、エンディングが始まると同時にほとんどの人が帰ってしまった。日本の観客も、韓国化してきたのだろうか。

コメント

  1. 『オールド・ボーイ』@韓国映画12

    『オールド・ボーイ』/韓国/2003年/120分 映画館で見た2作目の韓国映画。

  2. 『シュリ』@韓国映画21

    「シュリ」/韓国/1999年/126分 ようやく「シュリ」を見ることができました

  3. 『シュリ』@韓国映画21

    「シュリ」/韓国/1999年/126分 ようやく「シュリ」を見ることができました