作業終了

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▲畑の中のあきる野市役所
ずっと制作してきた某ガイドが、データ校了。つまり、ほぼ作業終了である。
SARSのせいとはいえ、本1冊の制作にほぼ1年かけるなんて、普通あり得ない。それだけに、モノをじっくり作るいい経験をした。これほど好き放題やらせてもらえることは、もうないだろう。それくらい、この本は僕のテイストに彩られている。交通機関の情報が異様に詳しく、この市場は豚が600グラム1200Wで、ソウルでも特別安い、なんて書いてあるのは、この本くらいのものだ。
今後は、今までマッキントッシュで制作されてきたデータから印刷機に装着する「フィルム」が作られ、印刷やに納品される。やがて、印刷屋から試し刷りが来たら、最後のチェックだ。この間約2週間。少し時間ができそうだ。
午後、あきる野市まで遠征し、戸籍謄本と附表を申請。僕は中野で生まれ育ったが、本籍は五日市にある。松戸から東京を横断して片道2時間。遠かったが、久しぶりに武蔵野の空に触れた。
数年ぶりに見る戸籍謄本には、僕の居住地の変遷が書いてある。生まれ育った中野。祖母を手伝うために一瞬移った赤羽。4年間一人暮らしをした三鷹。そして、その次の行には「韓国」。
本籍地の役所に来るのは初めてだった。そこに保管されている紙切れに、きちんと僕の渡韓が記録されているのに、妙な感慨を覚えた。
役所の前は、畑。その隣に、生ビール200円の看板があった。どうせ発泡酒だろうが…と思いつつ、ふらふら入ってしまう。そば粉10割というもりそばを食べ、麒麟淡麗で一人校了を祝った。
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▲この看板に誘われた
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▲10割そばもまずまず美味しかった。

コメント

  1. きよみん より:

    僕の場合、お役所の手続きをしていられなかったので、韓国にいる間も記録上は札幌に住んでいることになっています。なので、東京に出てきて初めての住所変更になります。韓国って書いてあるのってちょっと羨ましいです。

  2. かんりにん より:

    失業保険の受給資格が得られなかった代わりに、取り戻せるものはきっちりもらおうと思ったんだよね。
    だから、9月の時点で確定申告をすませ、住民登録も海外移転として国民年金、国民健康保険、住民税を負担しなくてよいように処理しました。これから日本を出ようと言う人、わからないことがあったら相談に乗ります(笑)。