▲人影のない真夜中に働く環境美化員
夜10時、ソウル・城東区のある住宅地。一台の荷車が通りすぎると、たちまち道はきれいになる。荷車を押しているのは、環境美化員を務めて14年になる、キム・ダロさん(48)。
「ゴミの量はずいぶん減りましたけど、住民がゴミを分別するレベルは10年前と変わりません。粗大ゴミを捨てる時は、ステッカーを買って貼る決まりですが、守っているゴミはせいぜい半分です」。
もっと深刻な問題は生ゴミだ。生ゴミは規定のゴミ袋に入れ、収集容器に入れることになっている。しかし、きちんと規定の袋を使う家庭は半分にも満たない。規定と異なるビニール袋に入れられた生ゴミは、美化員がいちいち開いて中身と袋を分別する。
生ゴミを収集容器に入れ直すと、4時頃に清掃車が回収し、江東区へ向かう。一般のゴミは金浦埋め立て地、残飯などの生ゴミは江東区で処理している。
「この仕事がいちばん大変です。夏も冬も外で働きますから。とくに夏はゴミの半分が水分ですから、ひとつ間違うと全部かぶっちゃうんですよ。以前は10世帯にひとつずつ収集容器があったんですが、汚いという抗議が多くて、今は25世帯ごとにひとつずつにしています」。
明け方に働いている時、追いかけてきて抗議する人も一人や二人ではない。
「家具のようなものは、運ぶ時どうしても音が出ます。すると、寝間着のまま出てきて抗議するんですよ。国民の税金で暮らしてるくせに、どうして国民に迷惑をかけるんだと」。
だが、嫌なことばかりではない。
「寒い日に、おばあさんたちがご苦労さまと言って暖かいお茶やコーヒーをくださるのは、本当に嬉しいです」。
一日に回収するゴミの平均は、一般ゴミが2.5トントラックで4台、リサイクルゴミが3台、廃家具が1台。生ゴミは隔日で1台で、現在の人数では足りない。
住民がリサイクルを徹底すればかなり減るが、共働きの家が多く期待できない。牛乳パックの回収は、住民の協力が得られず中止された。
ゴミの回収すると、そろそろ6時30分。すっかりきれいになった通りに、学校へ登校する学生がやってきた。登山に行くおばさんの姿も見える。学生や登山客が爽やかに歩くことができるのは、夜をおして働いた環境美化員のおかげとなのである。
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この記事は、韓国のネチズンニュース連帯「オーマイニュース」から引用・要約しました。
コメント
だいぶ要約しましたが、まだ長いですね。韓国のゴミの問題も、かなり難しい問題。アパートの大家に、ゴミの収集について聞い時、「夜適当に出せばよい」。しかし、その陰にはこんな清掃員の人々の苦労があったのです。きれいでないと言われる韓国の町。ゴミの問題は今後もチェックしていきます。
んーOh MyNewsデツカ。
ゴミの問題といえば、ウリドンネはきちんと住民は分けてますが、
収拾の車が夜中に颯爽と現れるのですが、
分けられたゴミを、一緒くたにごみ収拾車に入れております。
一般ゴミの日でも瓶をガキガキボリボリと喰ってますよ。
以前はゴミ収拾三輪車だったのですが、
そのときはおっさんにアパート毎に月2万W程のネムルを渡さないと
持っていかなかったし…
まぁこういう側面もあるって事です。ウフフ