メモ帳に悩む

悩ましいメモ張選び

悩みの種であり、楽しいのがメモ帳選び。

僕は、スマホなどの手書きメモアプリは使わない。画面が小さい上に反応が遅く、取材メモの用途には向かないからだ。見聞きしたことや思いついたことを書き留めるには、今も紙とペンが圧倒的に優れていると思う。

しかし、紙に書かれたメモは100%の確率で行方不明になる。メモは書き次第、できる限り速やかにスキャンしてEvernoteにアップロードするのが鉄則だ。

では、どのメモ帳を使うのが最適なのか。これが難しい。

まず、スキャンするので、1枚ずつきれいに切り取れないとダメ。糸がかり製本のメモ帳は開きやすいが切り取れないので不可。リング式も、きれいに切り取れないので好みではない。ミシン目が付いていればいいけど、根本が残るので何枚も切り取ると次第に段差ができて使いにくくなる。

キングジムの「SHOT NOTE」シリーズは、専用のアプリと組み合わせ、スマートフォンでスキャンしてEvernoteなどに送信できるメモ帳だ。アプリもだいぶ改良が進み悪くないけど、リング&ミシン目なのがちょっと残念。日付などを読み取る機能があるが、決められた線をなぞらなくてはならないのが煩わしい。でも、なんとなく使いたくなる。

PLUSの「メモローゼ」シリーズはかなり気に入っている。縦長の新書サイズはポケットに入れやすく、1ページずつきれいに剥がせるのも、僕の用途にはぴったりだ。ただ、1枚のサイズが小さいので、スキャンすると一覧性が悪くなるのが欠点だ。

今メインで使っているのは、アブラサスの「薄いメモ帳」。A4のコピー用紙を8ツ折にたたんで挟むホルダーで、ただのコピー用紙が8ページぶん(挟む面があるので実質7ページ)のメモ帳になる。書き終わったら、開いてスキャナで読み取ればよい。ユーザーが作ったテンプレートを何枚もプリントアウトしておき、クリアファイルにいつも10枚程度入れて持ち歩いている。歩きながらメモをとる時は、「薄いメモ帳」を開いて書き込み、会議室でインタビュー取材を行う時は、テンプレート用紙をそのままデスクに置いて書き込んで行く。今のところ、これが一番低コストで確実だ。

ちなみに、ペンはずっとパイロットのハイテックCコレトを使っていたが、最近三菱のジェットストリームに切り替えてみた。書き心地は長年親しんだハイテックCが好みだが、組み立て式のコレトは書き出す時にペン先が微妙にガタつくのが嫌だった。ジェットストリームの単色タイプが一番手に馴染むけど、単色ボールペンはとにかくよくなくす(笑)。今は多色タイプを使っているが、どうしてもペン先が斜めになるのが気になる。今度、3000円するジェットストリームプライムを使ってみようかな。

たいして書きもしないのに、こだわりだけいっちょ前なのでした。