年末京都旅行その1

「のぞみ」往復+ホテルがセットになった「新幹線ツアーダイレクト」

「のぞみ」往復+ホテルがセットになった「新幹線ツアー・ダイレクト」

昨年の暮れは、珍しく仕事とは無関係に京都へ遊びに行ってきた。

最初は、「ぷらっとこだま」に京旅館を片泊まりでと思っていたが、JR東海ツアーズの「新幹線ツアー・ダイレクト」のほうが割安とわかり、「のぞみ」で京都へ。12月28日午前発という帰省ラッシュのピークだが、思ったよりも安く済んだ。「こだま」でのんびりというのも捨てがたかったが、たまにはこういう時期の「のぞみ」を経験しておくのもいいものだ。

吉原の富士山は、素晴らしい快晴

吉原の富士山は、素晴らしい快晴

東京駅は予想通り大混雑だったが、車内は指定席の通路に立ち客が出るような状況ではなく、家族連れが多いほかはいつもの「のぞみ」。車内放送によれば自由席は大変だったようだ。

吉原付近の富士山は、これまででも1、2を争う美しさ。やはり、新幹線は冬に乗るに限る。

関ケ原は猛吹雪。

関ケ原は猛吹雪。

だが、岐阜羽島をすぎて関ケ原にさしかかると、いきなり猛吹雪になった。列車は速度を落とし、5分ほどの遅れに。床下から聞こえる金属音は、スプリンクラーの水が雪をはじき飛ばしている音だ。

春にも仕事で訪れた梅小路機関車館

春にも仕事で訪れた梅小路機関車館

米原で雪はぱったりと止み、京都に到着する頃には再び晴れた。まずはタクシーで梅小路機関車館へ。JR西日本の京都鉄道博物館の建設工事が始まっており、今の手作り感あふれる風景も、もうすぐ変わってしまうはず。京都てっぱく自体は期待するところ大だけど、今の梅小路にはこれがお別れになるだろう。

SLスチーム号。Google先生にアップロードしたら何故か雪を降らされた

SLスチーム号。Google先生にアップロードしたら何故か雪を降らされた

500mほどの線路を実際に走るSLスチーム号。この日動いていた機関車は、栄光のC62形2号機。この大型旅客用機関車には、本当は本線を堂々と走って欲しいのだけれど、元気な姿を見られて満足だ。

スチーム号に乗ると……

スチーム号に乗ると……

200円を払ってスチーム号に乗車。カーブで機関車と客車の全体がよく見えるように、一番後ろの客車に座る。

玄人の表情をしたネコが、線路脇でC62の勇姿をじぃっと見つめていた。相当なネコ鉄であることは間違いない。

鉄ヲタネコが機関車をじぃっと見ていた

鉄ヲタネコが機関車をじぃっと見ていた

生き物にしか見えない蒸気機関車たちを愛でた後は、隣の梅小路公園へ。春は何もなかった区画で工事をしていると思ったら、謎の線路が敷かれていた。「すざくゆめ広場」の整備工事で、京都市電を再現するチンチン電車の軌道らしい。まだ全然公園のていをなしていないのに、線路だけは完成している。そして、その終端部には鉄車輪をつけた軌道トラックが。

隣の梅小路公園には謎の鉄道が。京都市電を再現するらしい

隣の梅小路公園には謎の鉄道が。京都市電を再現するらしい

これは…… 乗りたい。

どうみてもこれだけでアトラクション。乗りたい

どうみてもこれだけでアトラクション。乗りたい

そんなに広くないし、この軌道トラック、本当に工事に役に立っているのかなあ。工事現場の人たちが遊んでいるような気がしてならない(笑)。

乗りたい。

乗りたい。

もう、このままアトラクションとして公開しても良いのではないだろうか。

というわけで、その足で 今年2度目の京都水族館へ。