12月3日は、TOKYO CULTURE CULTUREで「鉄道アプリナイト」に参加してきた。
シンガーソングライターのオオゼキタクさん、プログラマーで「降りテツ」のよねざわいずみさんとの3人でのイベントで、ゲストには「メトロタッチ」を開発したメトロアドエージェンシーの丸山琢美さんをお迎えした。
ご来場&USTでご視聴くださった皆さん、ありがとうございました。
今回のイベントは、元々TOKYO CULTURE CULTUREの横山店長から、「例えば、乗り鉄ナイトみたいなイベントはできませんか?」という提案をもらったところからスタートしたものだ。
いろいろディスカッションした結果、タクさんのアイディア&やる気で「鉄道アプリナイト」となった。
僕の担当は、カメラ系と新幹線系を含む3種類のマイベストアプリを紹介することと、実践編として実際に乗り鉄しながらアプリの使用シーンを紹介するビデオを作ること。
だが、カメラ系の鉄道アプリというのは難しい。
鉄道撮影に特化したカメラアプリなんてないからだ
そうして選んだ僕の「マイベスト鉄道アプリ」は、次の3つ。
1)PEN pic(写真共有)
2)GPS-Trk2(GPSロガー)
3)新幹線の車窓(新幹線)
詳しく紹介していこう。
1)PEN pic (iTunes Storeへ)
PEN picは、オリンパスのマイクロ一眼「PEN」シリーズが搭載しているアートフィルターを、iPhoneで利用できるという触れ込みで登場したカメラアプリだ。
だが、僕が注目したのはそこではない。
写真を「落とす」機能だ。
PEN picでは、アプリを使って写真を撮ったりフィルター処理をした写真は、必ずGPSによる位置情報が付加された状態でサーバーにアップされる。これを、写真を「落とす」と言う。
そして、同じアプリをインストールしているユーザーが近くを通りかかると、アプリがその写真を勝手に「拾って」くれるのである。
- このアプリの凄い所は、ポケットにiPhoneを入れておくだけで、他の人が見た同じ場所の風景・営みを見ることができること。よく似たコンセプトのアプリに「セカイカメラ」があるが、あちらはカメラを通じて周囲を見なくてはならないので、旅の途中で使うにはやや面倒くさい。ポケットに入れておくだけで良い、というのがポイントだ。
- 旅をしているうちに、そこで暮らす人や同じ場所を訪れた旅人の視点が、いつの間にかiPhoneに入っている、というのがいい。
このアプリで駅や列車の写真をどんどん撮れば、乗り鉄・たび鉄・撮り鉄の強い味方になってくれるだろう。
ただ、残念なことにこのアプリはInstagramなどに比べるとマイナーだ。秋以降はめっきり使う人が減ってしまった。
使う人がたくさんいないと成り立たないこのアプリ。なんとか盛り上がってほしい。
また、「落とす」というコンセプト上、必ず操作した場所の位置情報が付加されるようになっており、とりあえず写真を撮って、後で自宅でまとめてアップしようとすると、すべて自宅の位置情報が添加されてしまう。コンセプトはわかるが、この辺りは柔軟に設定できるようにしてほしい。
長くなったので、GPS-Trk2は次のエントリで。