パソコンファームでOA機器を処分

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大掃除。仕事場のデスクまわりを掃除しようとしたら、下から大量のOA機器が出てきた。僕や、一緒に部屋を借りているMさんらがかつて使い、今は壊れてお蔵入りとなった機器だ。

新しい機器を導入した時にさっさと捨てればよかったのだが、PCリサイクル法がある今、行政が決めたルートで廃棄するには、けっこうなコストがかかる。「不要になった家電製品を無料で回収します」という業者が時々事務所の前を通りかかるが、今まで頼めなかった。ナニワなんたら系の漫画で、「確かに回収手数料は無料だが、法外な廃棄料を請求」といった手口が紹介されていたからだ。

いろいろ調べて、埼玉県三郷市の「パソコンファーム」に持ち込むことにした。

ほとんどの電化製品を完全無料で引き取り、さらにリサイクル/リユースすることをアピールしている廃品回収業者だ。ここ1年ほど、Impressの「PC Watch」などに記事広告が掲載されており、無料で手軽、そして安全といった点が強調されていた。

宅配便で送るのが基本とのことだが、数が多い。そこで、思い切って車を借りて、直接持ち込むことにした。

28日、350kgクラスの軽バンを借り、親父の仕事場と自分の事務所をまわった。集まった機器は、以下の通り。

・iMac G3 RevB ボンダイブルー(事務所)
・キヤノン インクジェットプリンタ(事務所)
・エプソン インクジェットプリンタPM-600C(事務所)
・HP かなり昔の複合機(自分)
・キヤノン モノクロレーザープリンタ2台(親父)
・サンヨー ラジカセ(事務所)
・自作PC(AthlonXP2200搭載)(自分)
・業務用FAX(親父)
・SONY製 VHSビデオデッキ(親父)
・NEC VALUESTAR(親父)
・NEC 15インチ液晶モニタ(親父)
・イイヤマ15インチCRTディスプレイ(自分)
・電話機(事務所)
・そのほかいろいろ

うむ、多すぎる。

やたらとプリンターが多いが、プリンターは壊れた場合修理するよりも新しく買ったほうが安上がりとなるケースが多いからだ。耐久性にも、やや問題があるように思う。

実は、このほかに親父が使っていたというコピー機があったのだが、引きずり出してみたらコンビニにありそうな大型業務用機。軽バンには積めそうもなかったので、これは別途回収に来てもらうことにした。

西新宿の仕事場から、首都高中央環状線に入り、板橋、江北、小菅の各JCTを経由して6号三郷線へ。首都高の終点となる三郷ICで降りると、まもなく「パソコンファーム」に到着した。

今風のデザインを施したウェブサイトと異なり、実際のパソコンファームは、いわゆる廃品回収業者の大型倉庫という感じ。敷地内に車を入れると、まもなく数名の兄さんたちが近寄ってきた。皆私服に軍手姿で、日払いのアルバイトさんという感じ。

「こちら、全部回収でよろしいですか」

リーダーらしい兄さんが声をかけてきた。格好は適当だが、言葉遣いはそれなりに丁寧だ。兄さんたちは、バンから運び出すたびに「プリンター」「ラジカセ」などと機器の種類を声に出す。それを、書類に書き留めていくのは、女性係員の役目だ。僕のほうは、特にすることがない。

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搬出は、あっという間に完了した。女性係員が運び出した機器のリストを提示し、内容を確認して署名したらおしまい。

「ありがとうございました。直接お持ちくださったお客様には、お茶か缶コーヒーをサービスしているんですが、どちらになさいますか」

缶コーヒーを希望したら、ちゃんと適温に温めてあった。同時に、チラシを1枚受け取る。

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「また、何かありましたらよろしくお願いいたします」

この間、わずか5分ほど。確かに簡単だった。

ちなみに、業務用コピー機は翌日トラックが回収に現れ、回収料1万4000円がかかった。レンタカー代と併せ、結局それなりのコストがかかってしまったが、こちらの都合のよい日に一括して処分できたので、良しとしよう。