小湊鐵道沿線 池和田城址

 2年ぶりの小湊鐵道。今回も、「関東の駅100選」に指定されている、上総鶴舞駅に降りた。

 前回は、駅前を眺めただけだったが、今回は駅周辺を散策してみる。

 徒歩で、15分ほど歩いたところにあるのが、池和田城址だ。

 城址といっても、天守跡があるわけでもなく、ごく小さな丘に設けられた、砦の痕跡といった趣だ。城の入口には、自称「駐車場」もあったが、どう見てもカーブの路肩にしか見えない。

 ところどころに説明板があるが、どれも古い字体で消えかかっており、最近はほとんど手つかずであることがわかる。

 本丸への山道には、当時使用されたという古井戸が残り、今もこんこんと水が湧き出している。

 坂道をのぼり始めて、5分ほどで到着する本丸跡。池和田城は、この地域を治めていた多賀氏の居城だったが、永禄7(1564)年、北条氏正に攻められ落城したと伝わる。

 城の周辺の山肌には、洞窟のような穴が無数に開いていた。地元の人に尋ねると、すべて井戸の跡だという。水がしみ出している場所も多く、かなり水量豊富な土地のようだ。

 小湊鐵道の列車は、1時間半に1本程度。次の列車の待ち時間に、ちょうど良い散策コースだった。

コメント

  1. かん より:

    おかえりなさい、ヒョン。
    と思ったらまた何処。

  2. 栗原 景 より:

    どもども。ヒョンですかそうですか。
    千葉県でございまつわ。いいところでございましてよ。

  3. 今回下車された駅の隣の上総久保駅の駅ノートには、わたし一押しのあのお方が書き込みされているようですよ。
    わたしも早く小湊に行かなくては…(^-^;

  4. 栗原景 より:

    こんにちは。はて、どの方でしょう?(^^)
    今回は、上総久保駅には降りなかったですねー