全羅北道広報イベント

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 月曜日、四万温泉から帰ったその足で、四ッ谷の韓国文化院へ。

 全羅北道主催の広報イベント、「味と趣の本場 全羅北道へようこそ」に参加した。

 最近は、ソウルや釜山だけでなく、韓国の地方自治体も積極的に観光プロモーションを行っている。

 だが、その大部分は、旅行業界やメディア向けの「説明会」。伝統舞踊の公演などはあるものの、肝心の観光物件のプレゼンテーションは、資料に沿った説明にとどまることが多かった。

 今回画期的だったのは、観光紹介のパートを、コリアンフードコラムニストの八田靖史くんと、チングの2人が担当したことだ。業界関係者だけでなく、一般のお客さんも招き、3人が、自分たちの言葉と写真で全羅北道の魅力を語ってくれた。

 旅行者の立場で、自らの経験と感動を語るプレゼンは、何よりも説得力がある。食のスポットとして紹介されたのは、ピビンパプの全州、コチュジャンの淳昌、チョッカル(塩辛)の扶安、そしてウナギの高敞。今年、大発見があった益山の弥勒寺や、賛否両論とも言われるセマングムといった観光地も登場した。時間は正味40分ほどだったが、実にわかりやすく、そして楽しいイベントだった。

 終了後は、ホール向かいのラウンジで、レセプションが行われた。巨大な石釜で100人分の全州ピビンパプを混ぜるという趣向。やはり、全羅北道の魅力は「食」にある。

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 他の自治体もこうした試みをしてみたら面白そうだ。日本人の夫婦を招待し、その旅に密着したドキュメントビデオを作った江原道の試みも興味深かった。こんな風に、いろいろと工夫したプレゼンテーションが実施されれば、韓国の地方を訪れたいと思う人も少しずつ増えるはずだ。

 ちなみに、僕は最近全羅道とはご無沙汰している。特に、海岸沿いの古群山群島などは行ったことがないので、近々訪れることにしよう。

コメント

  1. Taeko より:

    先日はお疲れ様でした。
    確かに業界向けの説明会っぽい雰囲気でしたが(関係者が多かったですし)でも、八田さんとチングお二人のおかげで、全羅北道にとっても興味を持ちました[E:happy01]行ってみたいなぁ。

  2. 栗原 景 より:

    Taekoさんこんばんは。
    こちらこそ、お世話になりました。
    今回のイベントは、いつもの業界向けプロモーションを、うまくアレンジしたと感じました。
    最近江原道が多くて、全羅道方面に足が向いていないので、ぜひ行ってこようと思います。

  3. nami より:

    私はソウルと釜山しか行った事がないので、
    いつか、韓国の色々なところを旅してみたいです。

  4. 栗原景 より:

    ぜひ、列車に乗って全羅北道に行ってみてくださいな。