釜山・南浦洞の観光射撃場で火災、日本人観光客多数が死傷

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非常に狭い現場前。中央奥の電柱横に見えている赤い看板が、現場(1階のカナダラゴルフ練習場)2004年撮影

釜山国際市場室内射撃場で火災、日本人観光客など10名死亡

 14日午後2時26分ごろ、釜山広域市中区新昌洞の国際市場近くにある室内実弾射撃場で火災が発生、10名が亡くなり、7名が重傷を負った。犠牲者の数は7名から10名に増え、この中には日本人観光客も含まれていたことが明らかになった。消防当局は、「死亡した人は全身に激しい火傷をしていた。負傷者の大部分が重体であるため、犠牲者の数は増える可能性がある」と話した。

朝鮮日報より

 釜山市南浦洞の、ガナダラ実弾射撃場で火災が発生し、日本人観光客10名を含む17名が死傷したという。

現場

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 1時間ほど前に入ってきたニュースなので、まだ詳細はわからないが、以下は朝鮮日報韓国語版に掲載された、連合ニュース(YTN)配信の情報。

 警察の発表によれば、死傷者の中には、日本人観光客7人とガイド1人、旅行会社社員などが含まれており、負傷者は釜山大学病院と東亜大学病院、高神大学病院などで治療を受けている。

 火災発生当時、建物の中には16人がいたと見られており、この中には日本人観光客9人が含まれていた。

 消防車29台と消防隊員80人余りが出動し、火災は午後3時4分ごろ鎮火した。

 ガナダラ実弾射撃場は、狭い道に多くの店が密集する国際市場の中にある観光射撃場だ。僕自身は入ったことはないが、前は何度も通ったことがある。プサンナビでも紹介されており、利用者の多くは日本人観光客だった。成人男性であれば大部分の人が実弾射撃の経験がある韓国の人にとってはあまり馴染みのない施設であるようだ。

 ここではないが、同様の実弾射撃場は、7月に明洞で利用した。暇そうではあったが、安全にはそれなりに気を遣っていると感じた。

 同様の事件は、2006年にもソウルで一度発生しており、従業員1名が死亡、日本人観光客など7名が負傷した。この時の原因は、銃口から出た火花が、床に散っていた火薬に引火したと見られている。

 今回の火災原因は今のところ不明だが、未確認ながら暖房器具の近くに火薬を置いていたのではないかという情報もある

 目撃者によれば、「バン」という爆発音がして火災が発生、あっという間に建物が黒煙に包まれ、中から全身火に包まれた人が飛び出してきたという。

 痛ましい事件だ。

 犠牲となられた方に心から哀悼の意を表します。

 そして、火災の原因が速やかに明らかにされ、再発が充分に防止されますように。