『新幹線の車窓から』の紹介記事

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今日発売の週刊文春に、『新幹線の車窓から』の紹介記事が出ている。しばらく前にインタビューを受けたのだが、どういう形で記事になるのかは、実際に見てみるまでわからなかった。

……なるほど、誌面をちょっと試食という感じ。

『新幹線の車窓から』。この本は、東海道新幹線の車窓から見える様々な風景を紹介しているのだが、掲載されている写真は、すべて新幹線の中から個人的に撮影したものだ。

撮影には、連射性能に優れ、望遠に強いEOS40Dを使用した。最初は、空いている「こだま」の座席から撮ろうと思ったのだが、乗車してすぐ、「これは、ほかのお客さんの迷惑になる」と直感。いちばん端の車両のデッキに立って、乗降扉の窓から撮影した。その枚数、実に2万3000カット。まだ自分が気づいていない、意外なものを見つけるために、東京-新大阪間でひたすらシャッターを切り続けた。もちろん、すべて手持ち。9時間かけて、新大阪まで日帰りで往復した時は、さすがに疲れた。でも、その分発見も多く、思っていたよりもずっと楽しい取材になった。

ほかに例のない企画だけに、売れてほしい。いつもは、「立ち読みして、気に入ったら買ってください」と言っているが。この本はぜひご購入いただきたい。1000円札一枚で、新大阪往復5時間分の楽しみが手に入る。どうぞよろしくお願いします。

コメント

  1. twins より:

    『新幹線の車窓から』。新大阪駅構内の書店で平積みされているのを見かけ、購入しました。
    さすがに、だいたいの“車窓”は知っていましたが、ふだん乗ることがない東京〜新横浜間がかえって新鮮だったりして…レインボーブリッジが見えるとは知らなかった(笑)
    買ってからはなぜか、昼間の東海道新幹線に乗る機会がなく、まだ「本を手にして車窓を楽しむ」には至っておりませんが、いずれ。
    そういえば、木次の桜も楽しまれたそうですね。
    木次は土屋家先祖代々の土地で、栗原さんからは24時間遅れて木次線の同じ列車に乗り、墓参りに行ってました。

  2. かんりにん より:

    ありがとうございます。
    レインボーブリッジは、僕はスルーしていたんですが、編集のえもやんさんが「いや、あれは意外性ありますよ」というので入りました。数人の方から「知らなかった」という話をいただき、逆にちょっと驚きました。
    木次線、ご一緒できればよかったのに残念です(^^)。
    ああ、またあの醤油辛いつゆの蕎麦が食べたくなってきました。