COWON D2TV 事情説明編

Cowon01

 ごめんなさい。

 いや、何をいきなり謝っているのだ。

 韓国COWON社の、D2TVを買ってしまった。こいつは何ものかというと、ポータブルメディアプレイヤー(以下PMP)。要するにiPodの仲間である。

 なぜ、こんなものがここにあるのか。

 EOS5Dに絡む恐怖の引き落としが終わり、カードのポイントを某量販店のポイントに交換したら、あらっ、こんなにポイントが♪

 ポイントは、基本的に趣味に使うと決めている。姪のiPod nano購入に触発されていたこともあり、僕もiPodに進出しようと思ったのだ。

 iPod、というかPMPをほしいと思った理由は、Advanced/W-ZERO3[es](以下アドエス)の音声再生機能に限界を感じてしまったことである。カスタマイズすることで、さまざまな用途に使えるのはいい。しかし、汎用機であるがために、音質はイマイチだ。様々な用途に駆使しすぎて、バッテリーも大容量を使ってなんとか1日持つ……という状態である。一度外装を交換しているが、酷使しすぎて既に再びぼろぼろになりつつある。このままでは、あと1年はもたないだろう。

 それは、困る。

 アドエスは、メール、ウェブ、PIM(予定管理)の端末として、仕事になくてはならない存在だ。

 アドエスを、長持ちさせる施策が必要だ。となると、音楽、動画といった、遊びの……もとい、気持ちをリラックスさせ、作業能率を上げる用途には、専用機を使った方がよいのではないだろうか。そう考えた。

 ほら、靴も、1足で毎日いろいろな用途に酷使すると、あっという間にへたってしまうではないか。用途や日によって、2~3足を使い分けて休ませたほうが、長持ちして、トータルでは出費を抑えることになる。そういうものだ。

 だから、ここでPMPを購入することは、決して浪費とか無駄遣いとかではなく、状況を総合的に検討した結果の、長期的な出費を抑える効果をもたらす合理的な判断だったと言って良いだろう。アドエスを酷使して、もう一台新品を購入することになっては、目も当てられない。

 PMPを購入しようという判断が、実に理にかなっていること、納得していただけたと思う。

 しかし、店頭でいじっているうちに、iPodはどうも違う気がしてきた。確かに操作するのは楽しいし、お洒落にできている。が、SDカードが使えず拡張ができない。バッテリーももたないらしいし、過熱する。iTune経由が必須など、メディアの縛りも厳しい……。Appleが用意した使い方の範囲で楽しんでね、という印象が強かった。

 3980円とかの中国製オーディオを買ってすぐ飽きるのは避けたい。安物買いの銭失いは最悪のパターンだ。僕は浪費や無駄遣いではなく、総合的にコストを抑えるための(以下略)。

 そんなとき、知ったのが韓国COWON社のD2シリーズだった。

 こいつが、どえらい端末だったのだ。

 言い訳だけで1200字近く書いてしまったので、続く。たぶん。