さびしい和歌山市駅

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今夜東京に戻るはずだったが、予定が変わり和歌山で一泊。和歌山市駅で降りて一泊するのは、記憶が確かならば、実に20年ぶりだ。

和歌山市駅に着いたのは、19時過ぎ。今日も1日、撮影で歩き回ったので、まずは手近な飲み屋でビールを飲もう、と駅前に出ると……。

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真っ暗。すでに深夜の装いだった。

僕は、和歌山市の町の中心は、和歌山市駅(通称市駅)のほうだと思っていた。

前回、僕が和歌山市に滞在したのは、1983(昭和58)年。ユースホステルを利用して、初めて1人で南紀を一周した時だ。当時は、和歌山市の中心は、こちら市駅の周辺にあり、「国鉄和歌山駅」よりも「南海和歌山市駅」のほうが賑わっていると感じたものだ。

しかし、韓国留学中に、和歌山出身の同級生から、「市駅のまわりは、もうお店はほとんどないですよ」と聞かされて、気になっていた。

和歌山駅(通称和駅)のほうは、その後も何度か降りており、昔に比べてずいぶんきれいになったものだと感心していた。どうも、この20年間に人の流れが市駅から和駅に移ったらしい。

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利用客の数は、1日平均2万人前後と、和駅も市駅もほとんど同じらしいが、そのこと自体が驚きだ。昔は、関西や名古屋では、国鉄と私鉄が併走している区間では、私鉄のほうが圧倒的に強いのが当たり前だった。僕の関西観は、昭和で止まっていたらしい。

いや、それにしても市駅の駅前は寂れすぎだ。ホテルへ行く途中、やっと一軒、開いている飲み屋を見つけた。昔ながらの大衆酒場で、親切なおばちゃんとボリュームたっぷりの料理にほっとした。いつまでも、がんばってほしいものだ。

明日の夜、東京に戻る予定だ。

コメント

  1. TKC より:

    3年前に和歌山市駅に下りたとき、同じように感じた記憶があります。ご飯を食べるのにも困り、最後はマックへ。
    その日は雨と汗で替えのTシャツを買おうとして、あまりに店がなくて困ったことも思い出しました(結局、徳島駅前で購入)。
    私鉄の駅前のほうが栄えているのは、阪急や京阪ではまだ健在なような気がします。

  2. うめぼしこんぶ より:

    この前初めて和歌山に行った時
    和歌山市駅に降り立ちました。
    あまりの「テナント募集」ばっかりの
    さびれ街に驚いて、地元に来たかと錯覚するようでした。
    和歌山市駅のさびれようは
    新幹線が止まる和歌山駅とはえらい違いですね。

  3. かんりにん より:

    うめぼしこんぶ
    ちょっとまったあああああああああ
    和歌山駅に新幹線は止まらないんじゃ?
    うめぼしさんの地元とは、またずいぶん印象が違いましたよ。
    TKC
    阪急は、そりゃ元気ですよね。西北のでかさには、かなりびっくりしました。

  4. うめぼしこんぶ より:

    あ、和歌山駅に行ったときと仙台間違えてました、、
    また行きたいな仙台に=。失礼しました~。

  5. かんりにん より:

    今回、仙台も降りて駅前うろつきましたよ。方角全然違うけど(笑)。
    仙台いいよね。萩の月と牛タン食べたい……