WILLCOM03発売

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そう言えば、昨日WILLCOMのスマートフォン、WILLCOM03が発売になった。

WILLCOMの、WindowsMobile搭載スマートフォン「W-ZERO3シリーズ」としては、4世代目にあたるこの製品。携帯情報端末としてはかなり洗練されている。

電子辞書並みだったサイズは、携帯電話とほぼ同じサイズにまで小さくなり、デザインもなかなかかっこいい。メモリや動作速度は必要充分の性能を持ち、ソフトの使い勝手も上がった。今回は、ワンセグまで付いている。

WORD、Excelが使えて、PC用のウェブも普通に閲覧できる。MP3や動画も大抵のファイルを再生できるし、NAVITIMEやネットラジオも自由に使える。OCRは名刺だけでなく記事も読み込めるようになった。これは大きい。もちろん、ソフトやフォントを入れれば、韓国語も入力・表示可能だ。

ライターの仕事をする上で、便利なことこの上ない端末なのだが……、なぜか、あまりワクワクしない。

今使っている前モデルのAdvanced/W-ZERO3[es]で、ほとんどのことができてしまうからだろうか。

確かに、かっこよくなったし、小さくなったし、サクサクだし、記事のクリップも容易になった。でも、今までのような、「前モデルでは絶対できなかったこれができるようになった」「劇的に改善された」といったセールスポイントが見あたらない。

要するに、完成してしまったのだ。何事も、不完全な状態でチャレンジをしている時のほうが、見ている方はワクワクする。

ディートハルトは言った。

「W-ZERO3シリーズはすでに完成された素材、それに尽くして何になるのですか?」

あ、いや、今のは忘れてほしい。

もちろん、これは僕の感想であって、大多数の、スマートフォンを必要としている人にとって、WILLCOM03は実に魅力的だ。これだけの完成度を備えた端末で、月額5000円前後でウェブが使い放題というのは、他社では真似できない。

バッテリーが、今までの3倍長持ち!というのなら、すぐにも買うんだけど。

もっとも、まだAdvanced/W-ZERO3[es]の支払いが1年以上残っている。どっちにしても、来年まではWILLCOM03は買えないわけだ。一番問題なのは、今使っているアドエスの寿命が、どうも来年までは持ちそうにないということだ。