韓国の絶滅危惧種2つ

噂には聞いていたけれど、これほどとは思わなかった。韓国、特にソウルから消えようとしている、2つの業種。

ひとつは、CDショップだ。

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完全に解体された、新村のシンナラレコード跡

明洞のSKCプラザ、狎鴎亭のミュージックライブラリ、そして新村のシンナラレコードまで消えてしまった。韓国では、CDやDVDはすっかりネット通販で買うものになっており、わざわざ店に足を運んで購入する人は少なかった。また、「正規版を所有する喜び」という感覚が日本人より少ないので、 熱心なファン以外はネット上の不法ファイルで満足してしまう。

地下街などにある小型ショップも、かなりのスピードで減っている。残るは、教保文庫などの大型書店付属のCDコーナーだが、こちらも順調とは言い難い。そういえば、友人のヨンハクが明洞でやっている店は大丈夫だろうか。時間があれば、明日見てこよう。

そして、もうひとつの絶滅危惧種が、これ。

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梨泰院の韓国汗蒸プラザ跡

外国人向けの汗蒸幕施設である。一時は、ソウル観光の代名詞とも言われた汗蒸幕だが、ソウル市内の有力施設のクローズに歯止めがかからない。

最も安心して人に薦められた、江南の永東汗蒸幕をはじめ、梨泰院の韓国汗蒸プラザ、蚕室スヤン火汗蒸幕が相次いでクローズ。残る店も、安泰とは言えないようだ。

汗蒸幕がこれほど苦戦している理由は、値段の高さとチムジルバンの存在だ。外国人向けの汗蒸幕は、コースで最低6万Wはかかるので、一度体験すれば、もう一度とはなかなか思わない。韓国のアカスリは慣れないときついので、懲りてしまう人も多く、リピーターは、安くて自由に過ごせるチムジルバンに流れた。

ソウルのエステは、今後はチムジルバンを基本に、施設と日本語対応の充実を図っていかないと、ジャンルとして生き残っていけないだろう。

韓流ツアーもかなり落ち目だし、正直、訪韓日本人旅行市場は、かなり厳しい状況にあるというのが現実である。

コメント

  1. 私も、観光旅行の時は高いお金出してもハンジュンマク行っていましたが、もうチムチルバンばっかりです。
    イテウォンのハンジュンマクも入り口まで行って
    値段聞いて引き返しちゃいました~。
    GWに韓国行ったら、ヨンサンにあるDoragonHill Spaに行ってみます!

  2. かんりにん より:

    ドラゴンヒル人気だねえ。
    なんかこの前小火を出したようですが。
    入口が微妙にしょぼいのは残念ですが、チムジルバンとしては、充実していますよね。ただ、最近は人気が出すぎて人大杉ですわ。