彷徨える店たち2

 一昨年の暮れ、「韓国の店には足が生えていて、人々が寝静まる頃、自ら歩き出し、町を彷徨う」というをした。覚えているだろうか。

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▲2004年6月

 2004年6月、明洞東ファッションストリートにあった、ジョルダーノである(②地点)。ユニクロが買収を計画しているとも言われる、香港資本のカジュアルチェーンだ。

 このジョルダーノが、同年11月、突然動いた。

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▲2004年11月

 動いた先は、明洞の中央、旧ユートゥーゾーンから西側に入ったところである(③地点)。これは、フランチャイズから直営に変わり、さらに規模拡大ということだったようだ。ここまでなら、よくある。

 だが、2006年12月、僕は信じられない光景を目の当たりにした。

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▲2006年12月

 2006年12月、ジョルダーノ明洞店は、またしても移動していたのだ(①地点)。ここには、つい最近まで、GUESSがあったはずだ。

 ここまでは、一昨年、このブログで書いた内容である。と、ここまで書けば、もうこの先の展開は想像が付くだろう。

 その通り。またしても、ジョルダーノはのっしのっしと動いたのだ。

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▲2008年4月4日

 今度は、明洞キル…… 旧明洞衣類(現ユニクロ)のあった通りの、高級フィットネスクラブの向かいに落ち着いたようである(8地点)。

 ちなみに、この前までジョルダーノさまがいらっしゃった席には、よくわからない黒い店が鎮座ましましてあらせられた。

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 向かいのコンバースはそのままだが、プーマはどこかへ逃げてしまったらしい。

 一度、午前3時の明洞で観察してみよう。どんな風に歩きだすのか、興味がある。

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2→3→1→8 と彷徨うジョルダーノ

コメント

  1. ききみみ より:

    明洞衣料はユニクロになってしまったんですね・・・
    2Fの化粧品コーナーを覗くのが楽しみだったのに。
    1Fもそうだけれど全体的に猥雑な雰囲気があって
    好きだったなぁ・・・。

  2. かんりにん より:

    すっかりきれいなユニクロになっちゃってました。
    向かいの「The color」もなくなってしまい、次第にアジアンテイストな店が減っていくのは残念ですね。
    東大門運動場の民俗市場も、いよいよ終焉を迎えようとしていますよ。急いでくださいな。

  3. 匿名 より:

    ジョルダーノじゃなくてジオダノだと思いますよ。私の周りの韓国人たちはそう発音してます。