物欲魔王、ではなくて……

 大ピンチなのである。

 何って、カメラの話だ。

 今年に入り、撮影の仕事が激増している。特に3月は大変なことになっていて、1日以降、すでに3000カット以上撮影している。昨年8月31日に、5年使うつもりでEOS40Dを購入したが、すでに通算撮影枚数は2万5000枚を超えた。40Dのシャッター耐久性は、10万回と言われている。このペースで仕事を続けると、確実に1年半でシャッターの耐久性を越えてしまう。

 実は、僕の40Dには「破壊神」様の足音がひたひたと忍び寄っている。

 今日、撮影中に、突然エラーを頻発し出したのである。標準レンズであるEF-S17-55F2.8ISを装着した時に、時々絞り値が「00」になり、「レンズとの通信に失敗した」と出るのだ。このレンズを装着したとき、接合部分にわずかなガタがあるのは以前から気になっていた。とりあえず、ぐいっと押し込むように装着し直せば正常に動作するが、標準レンズでこの症状は、はっきりいって危ない。

 さらに、内蔵ストロボに不具合がある。ストロボを出すポップアップ機構に何らかのトラブルがあるらしく、ほぼ50%の確率で、ストロボが上がらずエラーが出る。ストロボを留めているピンが、微妙にずれているのかもしれない。

 そういう状況な訳だが、はっきり言って40Dと標準レンズを入院させる時間がない。予備機となっているEOS10Dは元気だが、今僕が引き受けている仕事は、1000万画素でも最低ラインであり、600万画素の旧世代機ではお話にならない。

 そうなると、もう一台1000万画素クラスの一眼レフを購入、というコースが現実問題となってくる。

 そんな金があったら、SIGMAのDP1を買いたいところだが、今日のように被写体が接近している状況でエラーを出されたら、仕事にならない。

 となると、KissX2か、40Dあたりを、もう一台買う、という話になる。

 今持っている40Dがもう一台あれば、便利なことこの上ないが、購入の喜びは全くない。一方、新型のEOS KissX2は、7万円台と安価でありながら1220万画素を備え、小型ということもあってサブ機にぴったりだ。しかし、バッテリーが40Dとは異なるので、別々にバッテリーと充電器を持ち歩かなくてはならない。それは、面倒だ。

 いや、それ以前にお金ありませんから。

 さて、どうしたものか。

 って、「買わずに今後も一台で済ませる」という選択肢は、もうほとんど残されていないんだよな……。どっから予算立てようか……orz。

コメント

  1. 書記長 より:

    「レンズとの通信に失敗た」
    破壊神近づいてますね。
    40Dもう一台行っときましょう
    私はDP-1行きますがw