そういうわけで、地方取材から帰ってきた。
今朝撮影で訪れた、とある無人駅。周囲には人家も少なく、いわゆる秘境駅と呼ばれる駅のひとつである。
その、注意しないと見過ごしてしまいそうな案内板の隣にある小屋の脇に、意外なものを見つけた。
……ネコ之墓。
感動した。
世の中には、ペット霊園というものが数多くあり、お金を払えば個人墓地、つまり墓石を作ってくれるところもある。
だが、私有地に置かれた、これほど本格的なネコの墓を、僕は知らない。
よく見れば、墓地の後ろにはキャットフードの袋が掲げられている。生前、好んで食べた(というか好んで与えられた)フードなのだろう。
ペットを、ことさら人間のように扱うことには必ずしも賛成しないが、こいつはきっと幸せな一生を送ったに違いない。これも何かの縁なので、軽く手を合わせてきた。次に訪れたら、地元の人に訊いてみよう。
ここのところ、葬儀ネタが多くてすみません。
コメント
ほのぼのしちゃいますね。墓石なのに(笑)