再開

 1週間ぶりの更新。

 実は先週、このブログでも何度か紹介した、祖父が他界した。享年95(満94歳)。結局、最後まで病とは無縁のまま旅立った。

 じいちゃんは、僕が生まれる前から、僕の実家の1階で紳士服店を営んでいた。その店をやめてからも、母と一緒に喫茶店を営み、僕が高校にあがるくらいまでは毎日顔を合わせていたものだ。それだけに、晩年あまり遊びに行けなかったのは残念だ。後悔先に立たず、である。

 それでも、年末にお見舞いに行ったときは、珍しく意識がはっきりしていて、しばらく話すことができた。「仕事、しっかりやりなさい。(僕の母)さんによろしくね」。それが、僕が聞いたじいちゃんの最後の言葉だ。あの日に見舞いに行って、本当に良かった。

 晩年は、祖母や叔母夫婦と静かに暮らしていたので、こぢんまりとした葬儀になるかと思っていたが、驚くほど多くの方が参列してくださった。いつもジャケットを着て帽子を被り、涼やかに散歩をするおじいちゃんとして、近所でも評判だったそうである。

 僕は長男の長男だが、いまだ収入の不安定なフリーライター。親はもちろん、親戚にも多大な迷惑をかけている。

 じいちゃんに言われた通り、しっかりやらなくてはならない。

 明日から西へ取材。下旬からの韓国取材も、ようやく確定しそう。ブログも、また再開します。

 

コメント

  1. ゆ~たん より:

    おくやみ申し上げます。
    ついこの間まで会話をしていた方が、いなくなるというのはとても切ない気持ちになります。
    私の場合、親戚ではありませんが、自分よりかなり高齢な方が知人に多いので、いずれこういうことが増えてきそうで寂しいばかりです。
    私も今夜から銀河で西へ行ってきます。
    韓国のレポートも楽しみにしています。
    ではでは、お気をつけて・・・

  2. 歩き者 より:

    この度は本当に残念でした。
    多くの方々から愛されていたお祖父様だったようですね。
    これからもずっと、空の上からかげりさんの事を見守っていて下さると思いますよ。

  3. かんりにん より:

    皆さん、ありがとうございます。
    ちょっとここのところ、ネガティブな話題が多くて申し訳ないです。
    じっちゃんを呆れさせないよう、ほどほどに頑張ります。