変わった名前

「稀星(きらら)ちゃん」立山町駄目でも富山市OK 出生届の判断分かれる

 「稀星(きらら)ちゃん」は立山町は駄目でも富山市はOK-。今年二月に生まれた赤ちゃんの名前の読み方をめぐって、二つの自治体で出生届受理の判断が分かれていたことが十六日、分かった。
(2007年08月17日北日本新聞)

 「稀星」と書いて、「きらら」と読ませる名前で富山県立山町に出生届を出したら、「きらら」とは読めない、として受理しなかったらしい。

 確かに、「きらら」なんて、日本人の名前としてどうなんだ、という気はしないでもない。しかし、「常識的に読めないから受理しない」というのはおかしい。日本では、名前に使える漢字は決まっているが、読み方は反社会的でない限り自由なはずである。

 「景」と書いて「かげり」と読ませる僕の名前も、立山町は受理してくれないのだろうか。それとも、本音では「きらら」の語感が軽いから、受理したくないということなのかもしれない。

 僕の名前も、おそらく日本で一人しかいない珍しい名前だろう。子供の頃は、「景気の先行きにかげりが見える」なんてニュースが出るたびに馬鹿にされたものだ。今は初めて会った人でもすぐに名前を覚えてくれるうえ、メールアドレスも取りやすく、便利に感じている。なぜこんなひねくれた名前になったのかは、いまだに教えてくれないが、まあ親に感謝はしている。

 不受理とした立山町はおかしいと思うが、あんまり安易な命名も勘弁してほしいものだ。

 ところで、昨年の新生児に付けられた名前のランキングを見てみると、こちらも読めない名前が多かったりする。

陸    陽菜
大翔   美羽
大輝   美咲
蓮    さくら
翼    愛

「りく」、とか、「ような」とか読むんだろうか。まさか、「らんど」くんじゃないだろうなあ。「大翔」は「だいしょう」? 「蓮」は「はす」?

平成生まれの太郎くんや、花子ちゃんに会ってみたい。

コメント

  1. TKC より:

    よくわかんないけど、「陸」は"りく"でしょう。
    で、「陽菜」は"ひな"じゃないかな。
    "ひな"をPCでフツーに変換したら、「雛」「鄙」と出てきて、最後に「陽菜」も変換できたし。
    やるなぁ、IME。

  2. かんりにん より:

    陽菜、なるほど。ATOKだと4番目に来ました。やるなあ。
    りくくん、て、呼びづらくないかなあ。りっくん、と略すと、12機が3分もたたずに全滅してしまいそう。

  3. ORA より:

    陽菜は「はるな」の可能性も有りますよ
    それとご安心下さい、太郎という3歳児を知っています
    花子も知ってます
    こういう名前の子に会うとほっとしますね
    私の名前もアル意味ヘンですが…

  4. かんりにん より:

    はるな、も変換しますね。なるほど。
    まあ、個性的な名前のほうが、人生もちょっとだけ個性的に
    なると思います