ソニーICレコーダー「ICD-SX77」

2023

 というわけで、土曜日に購入したのは、ソニーのICレコーダー「ICD-SX77」だ。内蔵された1GBのメモリに、音声を録音できる。インタビュー取材を確実にこなすには、この手のレコーダーが欠かせない。今までは、W-ZERO3や携帯電話で代用してきたが、音質や使い勝手が悪く、保存に失敗することもあった。最近、本格的なインタビュー取材も増えてきたので、思い切って専用機を買ったというわけ。

 最初は、5000円程度のエントリー機で充分だろうと思っていたのだが、例によって次第に要求がインフレを起こし、結局ソニーのフラッグシップ機を購入した。

 ICレコーダーはそうそう買い換えるものではなく、一度買ったらかなり長期間使うことになるので、この選択は間違っていなかったはずだ。値段も、量販店では2万4800円程度だが、価格コムをチェックしていたおかげで、1万7990円で購入できた。

 さて、今日(月曜日)、上野から事務所に戻る電車で、各モードの音質をチェックしてみた。車内放送の内容を録音する、という設定だ。興味がある人はどうぞ。リンクをクリックすれば、再生が始まるはずだ。 

ステレオ・高音質(STHQ)
 SX67/77シリーズのセールスポイントである高音質モード。列車の走行音、車内のざわめき、そして肝心の車内放送と、あらゆる音が臨場感を持って収録されており、電車の中で聞くと録音と現実の音が区別がつかないほど。やはり人の声がもっともはっきり聞こえるよう調整されており、「空気感」や「ヌケ」という点では今ひとつだが、手軽な生録機器としても充分使える。

ステレオ・標準(ST)
 これも、極めてクリアに録音されているが、高音域がカットされ、細かいノイズがシャカシャカした感じになる。会議やインタビューの収録用としては、それでもオーバースペックと感じるほど。

ステレオ・低音質(STLP)
 車内のざわめきや、外の街ノイズが、ワンワンと唸るような感じになる。車内放送はよく聞こえるが、やや他の音に溶け込むような印象。室内での対談の収録には充分なクオリティだと思う。

モノラル・標準(SP)
 モノラルでは高音質……のはずだが、音質自体ステレオの低音質モードよりも悪い。走行音、車内のざわめきといったノイズはワンワン、シャカシャカと耳に付く雑音になっており、車内放送もノイズの中から聞こえてくるといった感じ。一対一のインタビューなら使えるというレベル。

モノラル・低音質(LP)
 最も低音質なモード。携帯電話のボイスレコーダー機能に近い雰囲気。電車に乗っているようだ、ということがわかるレベル。この電車は、女性車掌の発音が良いので雑音に紛れながらも車内放送は聞き取れるが、男性車掌の鼻にかかった声だと聞き取りにくくなるかもしれない。

※いずれも、付属のユーティリティーソフトで標準設定のままMP3に変更したもの

 というわけで、本機はやはりステレオで使ってこそその威力を発揮するようだ。

 操作性は、かなり良い。電源のオンオフという概念がなく、録音ボタンを押せば、いつでも直ちに録音が始まるのは非常に便利だ。誤って消してしまうこともまずなく、気軽にその場の音声を切り取ることができる。胸ポケットに入れたままでも、それなりの音質で録音できるので、ある意味デジカメやビデオカメラよりも面白いツールだ。

 液晶も漢字表示でわかりやすいが、少し気になるのはメニュー操作。カーソルキーや決定キーがなく、すべて再生キーと早送り・巻き戻しキーで代用するのはちょっとわかりにくい。また、キーのほとんどが側面にあるので、場合によってはちょっと押しづらい。

 著作権の絡みか操作性を優先させたのか、基本的に録音ファイルが独自のフォーマットというのも少々気になる。ユーティリティソフトで簡単にMP3に変換でき、PCに接続すると自動的にMP3に変換して転送するようにも設定できる。メモリカードには対応せず、外部にファイルをわたすには必ずPCが必要なので、実際に困るケースはほとんどないだろう。

 全体に、操作性もよく練り込まれた使いやすい端末だ。月数回の取材だけに使うのはもったいない、今度韓国に行ったら、これで現地の音や会話をどんどん録音して、ポッドキャスティングを配信してみるのも面白そうだ。

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