Orbで韓国のテレビを見る

 Orbは、PCをサーバーとして、インターネットでストリーム放送しているテレビやラジオを任意の端末から視聴できる。PCなら普通に見ればいいじゃんという気もするが、閲覧する端末の回線速度に応じて、自動的にエンコード(圧縮)してくれるというのが便利だ。

 これは、普通のOrbに接続した母艦PCから、韓国のMBC蔚山放送局のインターネットテレビに接続したところ。実際に、蔚山広域市で放送している内容をそのまま見られる。画質もまずまずで、動きは意外なほど滑らかだ。

 まあ、ここまでなら、わざわざOrbを使わなくても、ここからアクセスすれば見られるわけだが、Orbの強みはここから。W-ZERO3を使い、LAN経由で接続して同じテレビを見た場合の動画がこれだ。

 見づらくてスミマセン。WindowsMobileを搭載したPHS、W-ZERO3でも、LANで接続すればこれだけ実用的に韓国のテレビを見られる。

 では、いつでもどこでも電波が届く、PHS回線で接続した場合はどうなるのだろうか?

 Willcomの2xパケット接続(64kbps)で接続して、Orb経由で蔚山MBCを視聴。自動的に圧縮してくれるので、PHSの遅い回線でも、このように一応途切れることなく見ることができる。

 というわけで、OrbとW-ZERO3を組み合わせれば、一応、いつでもどこでも韓国のテレビを見られるようになるというわけだ。

 そういうわけで、Orbはかなり使える、面白いサービスだ。特に、W-ZERO3などスマートフォンを使っている人には必須のサービスになりうる。

 しかし、早くも著作権侵害を指摘される可能性(というより、JASRACにイチャモンをつけられるのではないかという懸念)を指摘されている。その辺の話は長くなるので今日は省略するが、こうした面白いサービスが著作権の過剰な主張によって潰されてしまわないことを願う。