葛西の、地下鉄博物館に行ってきた。ずいぶん前からある施設だが、実は来るのは初めてだ。入ってすぐのところに展示されている、丸ノ内線300系電車が懐かしい。僕が大学生の頃まで、丸ノ内線といえばこのタイプの電車だった。今見ると、平成の時代まで都心を走っていたとは思えない、クラシックな車両である。
丸ノ内線301号車の運転台
隣りには、日本最古の地下鉄車両である、銀座線1000系車両が展示されている。丸ノ内線が、現役引退時の姿で保存されているのに対し、この銀座線1001号車は、可能な限りオリジナル時の装備を復元してあるそうだ。床下の台車部分は、営団地下鉄での廃車後に山陽電鉄に払い下げられ、1980年まで50年以上に渡って使われていた。
昔の電車は、本当に寿命が長い。
「充分に使用したので、除籍後は原則として廃車にする」と言われている、JR中央線201系電車は、1001号車の半分の27年しか使われていない。軟弱である。
銀座線1000系電車の内部
ちなみに、この1000系電車の後継として1959年に登場した2000系は、1993年に銀座線から姿を消したが、そのうち2両は、千葉の銚子電鉄で今も現役。こちらも、50年近く走り続けている。
銚子電鉄で現役の旧銀座線2000系
電車というのは、実にエコロジーな交通機関だなあと思った次第。
コメント
最近の銚子の写真だなぁと思っていたら、下の方に「鉄○の旅潜入」とあり、なるほどと思った次第。
取材?趣味?
おほほほほほ。
仕事であります(笑)。
やはり取材だった通信社の方と雑談していたら、「小田急にotkさんという知り合いがいましてね」とかおっしゃっていたのが印象に残っています。