「今度、日本にショッピングに行こうと思うんですよ」
ソウルに来て以来、友人や仕事がらみの人からこんな話をよく聞く。それも、一人や二人じゃない。
「日本は物価が安いからね」
日本は韓国より物価が安い。韓国のインフレと、円安ウォン高の為替レートは、そんな逆転現象をもたらしている。
「特に、洋服はこっちのまともな店で買うより安いよね」
南大門市場などに行けば、まだまだ格安な服は買えるが、品質も値段相応。まともな服を買おうと思えば、GIORDANOだのmaruだのといったカジュアルブランドの店に行くことになるが、これがなかなか高い。メンズのシャツで2万9000W、3万9000Wといった値段が当たり前だ。日本円に換算すれば、3800~5000円。全然安くない。ユニクロなら、もっと丈夫な製品が半額くらいで買える。
外食にしてもそうだ。学生街ならともかく、普通の繁華街で食事をすれば、キムチチゲのような定食ものでも5000Wはする。これは、日本円に直せば約630円。大戸屋ランチより高い。吉野家なら、並、卵、お新香に加えとん汁まで注文できる。
僕も、今までは6000Wくらいのメニューを普通に注文していたが、最近は少し気になる。ソルロンタンを我慢して、キンパプ天国で海苔巻きを食べて済ませることも多い。ヨンチョルバーガーもすっかり常連だ。
これじゃあ、韓国から日本に来る人が増えるはずだなあ。
コメント
バブル再来の段階ではない
上述したとおり、尾身幸次財務相バブル再来の段階ではないと認識を示したもようです。