W-ZERO3で、どこでもデータベース

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W-ZERO3[es]に、USBメモリを接続

 テキストファイルや表計算など、僕が1年間に作成する文書データは、だいたい600から800ファイル。それは、すべて"text"というひとつのフォルダに保存している。ネットで見かけた気になる情報も、紙copiというソフトを使って、やはりtextフォルダにスクラップ。古くなったファイルは、年別のサブフォルダを作って、そこに移す。

 こうすることで、自分に関連する情報が、すべてtextフォルダに保存され、紛失の危険がなくなる。

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自宅PCのtextフォルダ

 このtextフォルダは自宅のノートと事務所のデスクトップ双方に作成し、InternetDiskサービスを利用して毎日同期を取っている。原稿や資料を保存するたびに、ほぼ自動的にネット上のInternetDiskに同じファイルが保存され、事務所PC、自宅PC、InternetDiskの3つのtextフォルダが、いつも全く同じ内容に保たれる。バックアップとしても万全だ。

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InternetDisk上に保存されたtextフォルダ

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ワンクリックで、PCとInternetDiskを同期できる

 ただ、多機能PHS端末のW-ZERO3[es]を使うようになってから、少し運用が変わってきた。

 W-ZERO3[es]は、パソコンと同様にほとんどのウェブサイトを端末だけでアクセスすることができる。InternetDiskサービスにもWebブラウザからアクセスできるので、外出中、いつでも自分の原稿を閲覧・修正できる。

 だが、PHSは通信速度が遅いので、さすがに少々使い勝手が悪い。

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W-ZERO3[es]上で開いたInternetDisk

 そこで、最近は1GBのUSBメモリを用意し、ここにtextフォルダをコピーして持ち歩いている。カンパウェアのsyncsyncを使えば、自宅PC、事務所PC、USBメモリそれぞれのtextデータをいつも同じ状態に保つことができる。

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昨日のブログの原稿「blog0309.txt」 をPC上で開いた

 USBメモリは、USBホストケーブルを介してW-ZERO3[es]に接続でき、リムーバブルディスクとして認識される。テキストファイルもエクセルデータも、そのまま開くことができるのだ。こうすることで、いつでもどこでも自分の原稿と資料を扱える環境が完成する。

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USBメモリは「リムーバブルディスク」 としてそのまま開ける

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W-ZERO3[es]上で開いたブログの原稿「blog0309.txt」

 実際には、W-ZERO3[es]を使って外出先で原稿本体を作成したことはほとんどないが、以前自分が書いた内容を出先で確認したいケースはよくある。電車の中でニュースサイトを読んでいる時などに見かけた気になる情報も、テキストファイルにしてUSBメモリに保存しておけば、いつの間にかPCにも保存され、いつでも参照できる自分だけのデータベースが構築されていく。

 かなりオタクな使い方だが、実際役にたっている。W-ZERO3[es]の通信機能を使っていないので、韓国の取材でも活用できるはずだ。

コメント

  1. [覗き窓]ファイル同期によって各ストレージ内のデータベースを並列化する

    W-ZERO3で、どこでもデータベース ソウルに通いながら、こう考えた。 そこで、最近は1GBのUSBメモリを用意し、ここにtextフォルダをコピーして持ち歩いている。カンパウェアのsyncsyncを使えば、自宅PC、事務所PC、USBメモリそれぞれのtextデータをいつも同じ状態に保つこと…