光州広域市観光説明会

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 有楽町の韓国観光公社東京支社で、 光州広域市の観光説明会に出席。

 こうした観光説明会は、年数回のペースで頻繁に開催されている。出席するのは、主に旅行会社の企画担当者や、業界誌の記者たち。韓国全体とか、済州島といった規模の大きな自治体なら、ホテルのバンケットルームを借りてのパーティとなるが、今回は光州市だけの説明会ということで、こぢんまりと観光公社で行われた。

 地方の観光説明会に出席するたびに思うのが、その観光素材の乏しさだ。いや、実際には決して観光素材が少ないわけではないのだが、外国人である日本人に対して、効果的にアピールしているとは言い難い。PR用のVTRを見ると、毎回「文化の中心地である××」「これまでにない新鮮な感動を与えられる××」「21世紀のアジア文化を発信する××」といった抽象的な言葉ばかりを聞かされることになる。

 たしかに、光州には観光地が少ない。日本からの交通の便も良いとは言えないので、即効性のあるPRをするのは難しい。芸術文化の街として、「光州ビエンナーレ」「光州デザインビエンナーレ」を隔年で開催しているが、わざわざそのために光州まで出かける人は少ないだろう。

 それよりも、光州は食で有名な全羅道の中心地なのだから、もっとそれをアピールしてほしいところだ。文化がなんちゃら、産業がなんちゃらと演説するくらいなら、韓国内でもブランド化している光州キムチや、韓国版ハンバーグであるトッカルビの魅力を力説したほうが、記者たちの印象に残るはず。かくいう僕も、光州は宿泊したことはあるものの、きちんと見てまわったことはない。今年のキムチフェスティバルは、ぜひ行ってみたい。

 説明会の後は、有楽町駅前の韓国料理店で親睦会。いや、別に料理目当てというわけではないのだが、フリーのジャーナリストとしては、こうした会に出席することも大切な仕事だ。とくに「情」が重んじられる韓国では、こうした場で観光協会の人たちと親睦を深めておくことが、後々たいへん役に立つ。打算的かもしれないが、仕事を超えて友だちになった人も多い。

 2週間ぶりに話した韓国語の勘は、ちょっとにぶっているようだ。できれば、そろそろ行きたいのだが。

コメント

  1. 歩き者 より:

    わたくしも、寝過ごして金メダルを見逃した口です。(苦笑)
    さて、光州ですが、
    私の場合も、もし2002年W杯観戦という機会がなければ、
    恐らく一生行くことがなかった地だと思います。