トラックの下から、「ぷぎゃー」という声が聞こえた。
南大門市場D棟向かいのみやげ物屋、「ノリのり天国」の前にいるドラネコだ。
もとは飼い猫だったが、何カ月か前に市場に捨てられたらしい。
ノリのり天国の兄ちゃんが日本に留学したことがあり、日本ですっかりネコ好きになったおかげで、外ネコとして飼われることになったそうだ。
もとはもう少し短かった毛が、冬になってあっという間にモコモコになり、かなり迫力ある姿になった。
名前を聞き忘れたので、勝手にサジャ(ライオン)と呼ぶことにした。
元飼い猫だけあって、人なつっこい。
ヤンマル、ドラ、サジャと、韓国にも人に愛される外ネコが少しずつ増えているのかもしれない。