ガイドブックの最新刊

wagamamakorea

わがまま歩き 韓国」の最新版が出た。

 今週から、書店に並んでいるらしい。
 今回は、Ganzanくんに協力してもらい、主に二人で手分けして取材した。

 単純な改訂版ということで、データの差し替え以外はあまりお金のかかることはしていないが、地図とデータの更新にはかなり力を入れた。ソウル市内の地図の正確さは、他所と比べても最強だ。ぜひ、「そよかぜツーリスト」にも常備してほしい。また、前回僕が取材できなかった済州島は、写真を含めてずいぶん差し替えた。某クマーなミュージアムの項には例の写真をねじ込んだので、その筋の方はチェックして笑っていただきたい。

 ところで、最新版と前回版を比べると、牛焼肉の値上がりっぷりが非常に目に付く。

 ソウル中心部にある、Bという有名焼肉店。2003年秋に6万6000Wだった「牛盛り合わせ」は、現在9万Wだ。同じく有名店Iの生カルビは、1万8000Wだったのが3万Wになった。釜山のSも、1万5000Wだった味付きカルビが、今は2万4000Wだ。

 ウォン高が進み、円の価値が下がっている上にこの値上がりっぷりは本当に痛い。2年前は、1000円=1万Wだったから、Bの牛盛り合わせは実質6600円だった。しかし、1000円=8900Wの今は、同じものを注文すると実質1万110円。ほとんど倍になってしまった。

 今、韓国で牛焼肉を食べるというのは、たいへんなぜいたくなのだ。

 豚カルビなどはほとんど値上がりしていない。リーズナブルに韓国を楽しみたい人は、ますます豚肉がおすすめと言えそうだ。

 このように、韓国はとても移り変わりが激しい。激しすぎて、1年前のガイドブックですら、内容が古すぎて使えなかったりもする。

 早い話が、「買えやコラ買ってね♪」ということだ。あと、「本の内容が実際と食い違っていても、文句言うなゴルァご了承いただければ幸いです」ということでもある。

 一冊をほぼまるごとプロデュースするというのは初めてのことで、足りないところもたくさんあるが、一冊持っておけば安心して旅を楽しめるツールにはなっている。これから韓国旅行を計画している人は、ぜひどうぞ。