モチベーション。

 正直言って、ここ最近モチベーションが下がってる。

 理由は、まあいろいろある。いつも思うのは、出版業は、読者の反応がほとんどわからないのがつまらないということ。頑張って本を作っても、読んでくれた人の感想を聞く機会はほとんどないのが現状だ。

 一応、ガイドブックには読者ハガキというものがあるが、最近は個人情報の保護が厳しくなって、なかなかじっくり見ることができない。そもそも、切手を貼って郵便ポストに投函してるという手間をかけてハガキを送ってくれる読者なんて、ほとんどいない。数少ない読者ハガキも、「どこそこが間違っていた」なんて指摘だったりする。

 継続して売られるガイドブックはまだ良い方で、雑誌の記事なんていうのは、まず読者の感想を聞くことはない。ごく限られた関係者や友だちから、時々感想を聞くくらいだ。もちろん、友だちが「面白かった」と言ってくれるのは、ものすごく励みになるんだけど。

 牛丼を作っていたときは、目の前にお客さんがいたから、どんなに忙しくても自分の作った牛丼がどう食べられているか見ることができる。時々、おばさんやタクシーの運ちゃんに褒めてもらったりして、そういうのがやりがいになっていた。

 ちょっと、気分転換に年末年始は接客業のバイトでもしてみようかな。携帯電話の販売員とかどうだろう。ものすごく偏った販売員になりそうだ(笑)。

コメント

  1. きらら より:

    こんばんは。
    私にとってはかげりさんのお仕事はとても華やかなお仕事でうらやましい!と思ってしまうんですが、やはりいろいろと思うところはおありなんですね。
    と言っても、作ったものが形になって世の中に出て行くってすごいことだなあと思う庶民の私です。
    ちなみに携帯電話のアルバイトのお仕事ってとってもたくさんの求人を目にします。
    人手不足なのかも。
    かげりさんチャレンジの価値ありかもしれません?!
    P.S. かげりさん、今度は韓国リピーター向けのマニアックな案内本をぜひ期待してます♪

  2. かんりにん より:

    こんばんは。いつもありがとうございます。
    僕らの仕事は決して華やかではありませんが、好きなことをしてなんとか生活しているだけ幸せだと思ってます。
    ただ、このエントリに書いたような気持ちは、昔出版社の社員だった頃から抱き続けていることなんです。
    飽きっぽい僕が、ブログを2年も続けてこられたいちばん大きな理由は、これなんでしょうね。
    携帯電話の販売員も面白そうですが、もし僕がアルバイトするなら、家電量販店がいいなあ。だって、韓国人のお客さん多いですから。以前、ヨドバシで勝手に通訳したこともありまして(笑)。
    マニアックな本……売れるかなあ(笑)。
    リピーター向けというか、韓国ファン向けの本は、ちょっと温めている企画があります。どうなるかわかりませんけど。