古い携帯みつけたりして懐かしんでいるうちに、PHSのウィルコムからまた新機種の発表があった。
ケータイファン、というか、モバイルファンの間で大騒ぎになっている、シャープ製スマートフォン端末、WS003SHだ。
簡単に言えば、「マイクロソフトのOSが入ったシャープ製電子手帳に、ウィルコムのPHS機能が付いたもの」。もう少し詳しく言えば、PCに近い広さの液晶とPCと同じ配列のキーボードが付いて、通話ができて、携帯とパソコン両方のメールが使えて、ホームページが見られて、ワープロや表計算ができて、電子ブックを読めて、スケジュールを管理できて、動画対応デジカメになって、音楽を聴けて、勝手に着うたができて、ゲームができる。
なんだかすごそうだ、と思ったあなたは、おそらく正しい。
結論から言うと、購入ほぼ決定。機械好きの趣味という面も大きいが、仕事の面でも役にたちそうだ。
まず、キーボードが付いていて、テキストエディタが動くということは、原稿書きに使える。僕は新聞やウェブの記者ではないので、それほど速報性を求められることはないが、事務所ではなくカフェなどで原稿を書くと不思議に捗る。アイディアは外を歩いている時に多く思いつくので、いつでもどこでも快適に文章を書け、すぐメールで送信できる機能はとてもありがたい。原稿を書かなくても、ICレコーダー機能があるので、思いついたことをボイスメモとして録音しておき、メールで自分あてに送っておけば、忘れることはない。動画も撮れるデジカメも、メモ帳として今以上に活躍するだろう。
さて、僕が何よりこの端末に注目しているのは、「無線LAN搭載」、ということ。
無線LAN搭載ということは、韓国で使えるかも、ということだ。
ネット大国と言われる韓国は、無線LANを使えるホットスポットが日本以上に充実している。韓国通信(KT)が運営する公衆無線LANサービス「NESPOT」は、韓国全土に約1万4000カ所のホットスポットを持っており、ロッテリア、マクドナルドはもちろん、我が母校?の高麗大学の構内でも接続できる。そして、NESPOTは日本のNTTコミュニケーションズ(以下NTTcom)とローミング提携をしており、NTTcomの無線LANサービスの会員は、1日980円でNESPOTのアクセスポイントを利用できるのだ。Willcomは、NTTcomのサービスをウィルコム無線LANオプションとして安く提供するので、もしかしたら、そのままローミングサービスを利用できるかもしれない。
もちろん、韓国でPHSの機能は利用できないが、無線LANが利用できれば、IP電話サービスであるスカイプは使える。1日ソウル市内を散歩取材して、カフェでコーヒー飲みながらブログを更新というのも、面白そうではないか。
12月に韓国へ行くので、発売に間に合えば、早速試してみようと思う。
追記。残念ながら、ウィルコム無線LANオプションは国際ローミングに非対応。それ以前に、NESPOT自体がPDAに対応しておらず、Windows98以降のPCでないと利用できないとのこと。うーむ、ほかにいい手はないものか。
さらに追記。こんなブログを見つけた。
ナグネギルさんのコメントによれば、クライアントソフトをインストールすれば可能らしいです。WindowsMobileは多言語対応じゃないと思うので、文字表示がどうなるか心配ですが、とりあえずは良かった。
コメント
ウィルコムW-ZERO3いいかも
ウィルコムW-ZERO3 いいかも。
Microsoft(R) Windows Mobile(TM) 5.0を採用。
パソコンで使われているアプリケーションにパソコンのデータを
活用したり対応アプリを追加インストールも可能。
133万画素のカメラも付いているし動画も可能。
老眼の身に断然うれしいのはメール送信が楽だということだ。
パソコンで使い慣れたタイプ入力が可能ということ。
これはただのPHSじゃないね。…
私の誕生日プレゼントで持ってきてもらえるんですね。
毎度ありがとうございます。
首を長くして待っておりますんで。
【お気に入り】ソウルに通いながら、こう考えた。
Webを見ていて気に入ったページを少しづつ紹介してゆこうと思います。 第一回は「…
NESPOTはPDA(Pocket PC)でも問題なく使えますよ。1年半くらい前からPDAでも接続させています。
Pocket PC用のCMをダウンロードして、インストールすればOKです。ただローミングではないので、NESPOTから直接サービスを申し込む必要があるでしょう。3000ウォン/時間または12000ウォン/日。
ワイヤレスLAN(IEEE802.11b準拠)内蔵ということなので、問題なくアクセスできると思います。
私の場合・・・最近PDA自体を余り使わないので、もっぱら、ノートを起動させる前にAPの存在を確認するための探知機?の役割に落ちぶれています。
ナグネギルさん、こんにちは。貴重な情報ありがとうございます。英語のサイトを見て、外国人向けの料金設定は知っていたのですが、Windows用のCMしか見あたらず、断念しかかっていました。
これなら、PocketPC用のCMは、文字化けしますかね…?
シャーぽん、じゃなかった、zero3もっての訪韓(帰国じゃないよ)が楽しみになってきました。
http://sync.nespot.com:8080/kt/program/con_list.jsp
ここから、WM2003用のCMをダウンロードできます。でも「Strong Arm호환 CPU(Xscal)」って書いてありますね。私CPUはよくわからないので、確認してみて下さい。
韓国語環境(or多言語環境)を実現するソフトウェアが、私が知る限り二つほどあります。かくいう私のも英語版OSなので、韓国語と日本語はそうやって使ってます。今ちょっと思い出せないんですが、あとでお教えしましょうか?
あと、2002だと英語版のCMもありましたけど、下位互換はしないですよね。