済州島 ソプチコジ

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 というわけで、急遽参加した済州島取材会。

 今回は、主に旅行会社向けの取材会だったようで、プレスは僕だけだった。

 招待取材会を実施するときは、ガイドブックなどのプレスが呼ばれる場合と、旅行会社の企画担当者が呼ばれる場合がある。旅行会社は、そこを訪れるツアーを企画してもらえれば直接的な効果が期待できるが、集客力が見込めないと判断されれば効果はゼロだ。一方、プレスは効果は目に見えにくいが、話題性があれば記事にしてもらえるので、リスクは低い。

 僕の考えでは、特定の雑誌やガイドブックを呼ぶよりも、あちこちのメディアに書いているライターを呼んだほうが露出の機会は増えると思うのだが、税金が絡む観光協会の招待取材会では、どこかに所属している記者でないと、呼びづらいようだ。そう言うわけで、今回は表向き「N出版特派記者」としての参加である。

 昨日、レンタカーで走った同じ道を大型バスで走り、着いた場所は「ソプチコジ」。溶岩に覆われた海岸で、波に見え隠れする奇岩と、鮮烈な青さの海が美しい岬だ。NHKで放送したドラマ「オールイン」で、修道院の撮影が行われた場所でもある。修学旅行シーズンとあって、多くの学生たちで賑わっていた。

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なぜかブラックジャックのテーブルがひとつだけある

 オールインは数年前のドラマなので、当時のセットはすべて解体されたが、2005年、同じ場所にドラマ記念館「オールインハウス」がオープンした。修道院を模した新しい建物で、台本や小道具など「オールイン」に関するさまざまな資料を展示している。入口から順路に沿って歩いていくと、突然ブラックジャックのテーブルが現れるのはなかなかシュール。ちゃんとディーラーが1人いて、ゲームを楽しむことができるのだ。その隣は、いきなりチャペル。地元の大学生がモデルになって、模擬結婚式をしていたが、実際の結婚式もできるそうだ。「おおいに日本のお客さんをお呼びして……」と言っていたが、さすがにここで結婚式というのはどうなんだろう。いや、風景は最高なんだけど。

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結婚式の予算は10万円とか

「あら、あなた、テレビに出てる日本の先生じゃない?」

 出口で、おばさんにいきなり腕を捕まれた。どうやら、全羅弁を駆使してテレビの人気者になった、元全南大学講師の水野俊平氏と間違えたらしい。これで二回目である。僕と水野さんじゃ、全然似てないと思うんだけどなあ。

コメント

  1. hyoin より:

    水野さん延世語学堂に先生になるための研修で来てました。
    日本人の生徒からサイン攻めでした。
    お元気そうでした。
    ちなみに北海道の大学に行かれるそうですね・・・。