桜なら、家や事務所の近所にもたくさんあるが、どうせなら旅気分を味わいたい。
そんなわけで、行ってきたのが、神奈川県の衣笠山だ。
衣笠山は、三浦半島随一の桜の名所。「日本のさくら名所百選」にも選ばれている。日露戦争の犠牲者を慰霊するために、ツツジとともに桜を植えたのが始まりだそうだ。
JR横須賀線衣笠駅から少々歩くが、さして険しい坂があるわけでもなく、20分ほど散歩するうちに到着した。近すぎず遠すぎず、ちょうどいい。
さすがに花見客で賑やかだが、都内のように押すな押すなというほどではない。ほどよく賑やか、ほどよくきれい。
町からピザーラが出張中。なかなかうまい商売で、よく売れていた。
三浦半島だけあって、山の上から海が見える。隣で、母親が幼い子どもに話しかけていた。
母親「ほお~ら、お島が見えますね~ きれいだね~ なんだろうね~。」
息子「猿島だね。猿がたくさんいる島だ。」
最近の子どもは冷静だ。
山で出会った「ロビン」くん。かわいいので、飼い主に会釈してカメラに収めた。おお、かわいく写っているではないか。今日は調子がいい。
試しに、猫の写真も撮ってみた。
……。 つづく。