日韓携帯通話料比較

 僕は、日本ではWillcomAirEDGEphoneを使っている。いわゆるPHSだ。この端末は、PC用のウェブサイトを、そのまま見られる。メール機能も本格的で、ごく小さなパソコンと言ってもいい。ただし、処理がちょっと遅い。
 Willcomは料金コースが複雑だが、僕は「つなぎ放題コース」を利用している。これは、無料通話分はないけれど、メールとネット接続が使い放題で、音声通話も割引になる。
 基本料金は6090円。これが年間契約割引、長期利用割引、ADSL併用割引で実に40%割り引かれ、僕が実際に支払っているのは3654円だ。
 2月の通話時間は1時間55分、通話料金は1830円だった。平均すると38秒で10円ということになる。携帯や長距離電話もけっこうかけてこの料金なのだから、なかなか安いと思う。
 このほか、PHSをノートパソコンにつなげてネットに接続するとき、インターネットの利用料(プロバイダ料金)が必要だ。僕は、IIJmioというプロバイダを利用しており、この料金が月315円。
 そんなわけで、2005年2月の携帯電話のコストは、2時間しゃべり、ネットに延べ14時間接続して、合計5799円だった。
 さて、韓国にいたときはどのくらい使っていたのだろうか。
 手元に、なぜかSKテレコムの2003年10月分明細表の写しがあるので、ちょっと見てみよう。
 韓国の携帯もいろいろな料金コースがあるが、どちらかというと、特定の番号への通話がこれだけお得!というものが多かった。「頻繁にかける特定の番号」などなかったので、僕はずっと基本コースだった。基本コースの基本料金は、1万4000W。
 国内通話は、1万7234W(通話時間は不明)、国際通話は、この月は少なく1891Wだった。
 長期割引が-700W、文字メッセージ1830W、発信番号通知が2000W。
 このほか加算金額1535W、5-7無料ー1200Wという意味のよくわからない項目があり、付加税(消費税)は3505W。
 訳がわからなくなってきたが、この月の合計料金は4万90W。日本円で、ほぼ4000円に相当する。このころの通話料は、だいたい毎月4~5万Wだったようだ。
 韓国の携帯ではネットにつなぐという使い方はしなかった。だから、どうもAirEDGEphoneのほうが割安な気がする。
 韓国の物価を考えると、携帯のコストはけっこう高いと言えそうだ。