2004年の主な仕事をふりかえる

 復活。このエントリは、もっと早くアップするつもりだったが、すっかりさぼってた。
3月
ブルーガイドわがまま歩き「韓国」全改訂初版
実業之日本社
 2003年は、ほとんどこの本の取材だけに費やした。念のために言っておくと、この本で僕が取材・執筆したのは全体の5割くらい。いちばんこだわって書いたのは、実は「歴史」のページだった。この本でエネルギーを使いすぎ、「次は旅以外の企画をやりたいなあ」と思っていたら、韓流ブームがやってきた。
4月
別冊週刊女性「韓国ドラマNOW」
主婦と生活社
 これまでとは毛色の違う本で、いろいろな意味で勉強になった。この本の制作は3月の1カ月だったけど、そのころは、まさか年末までブームが加熱していくとは思ってなかった。冬ソナの地上派放送が終わる頃には、熱は冷めるだろうと思ってたし。多くの出版社も同じ考えだったようで、このころ某編集プロダクションから打診のあった韓国ドラマ本は、出版社の「今から作っても遅いだろう」という意見によりお蔵入り。
7月
ブルーガイドムック 「韓国ドラマの不思議に迫る」
実業之日本社
 会社時代の先輩に頼まれ、赤字覚悟でやった仕事だったけど、結果的には写真や知識のストックができて良かった。仕事の内容云々よりも、一眼レフカメラの技術向上のほうが大きかったかも。5月22日と23日に南怡島(ナミソム)を取材したけど、このころは日本人少なかったなあ。福原愛ちゃんに遭遇したり、冬ソナばりに山頂に閉じこめられたりと、仕事以上にネタが豊富だった。
9月
週刊トラベルジャーナル 「京畿道テーマ別旅行素材マニュアル」
トラベルジャーナル
 ソウルを取り囲むようにある自治体、京畿道の観光協会とトラベルジャーナルがタイアップした小冊子。ビッグサイトで開催された「世界旅行博」で配布されたほか、週刊トラベルジャーナルの綴じ込み付録として刊行された。観光協会のキム・ガンシクと打ち合わせを重ねたが、焼酎をあおりながら、「彼女できた?」という話をしたこと以外思い出せない。それくらい真摯に打ち込んだ仕事だった。
11月
別冊宝島 「3泊4日のハングル会話」
 最初は編集協力だったのが、いろいろな大人の事情により僕の著書ということになってしまった本。突貫作業で作ったせいか誤植が多いのは反省点だが、ネタ本としては面白い、はず。今考えると、もう少しネタは出し惜しみすべきだった。
12月
ブルーガイドムック 「韓国ドラマの愛に迫る」
実業之日本社
 「韓国ドラマの不思議に迫る」の続編らしい。「11月は忙しいですよ~」と予防線を張りすぎて、思ったほど仕事が来なかった。前回は「いくらドラマが人気だからって、わざわざロケ地まで行く人がそんなにいるか」と言われ、今回は「ロケ地ネタはもう他がやりつくしたから」。僕の間の悪さがよく現れた仕事だった。
2005年は
 とりあえず、現在3冊の企画が進行中。これくらいの仕事量では、暮らしていくのは難しいが、フットワークと頭の軽さを生かして、いっそう面白い媒体を作っていきたい。どうぞよろしく。