新村・梨大のまんなかにある、国鉄新村駅。戦前から大切に使われてきたこの駅には、「汽車駅」という呼び方がよく似合う。
だが、この駅舎も、梨大のショッピングストリートと同様間もなく姿を消す。
駅舎の横に、10月にはなかった作業小屋が設置され、同時にミリオレのモデルルームが公開されていた。噂は聞いていたが、とうとう新駅舎の建設が始まるのだ。
新しい駅舎は、ミリオレとCGV(マルチスクリーン映画館)が入るという。新村駅も、そこらじゅうにあるありふれた駅に変わってしまうというわけだ。
ソウル駅、釜山駅、都羅山駅、仁川国際空港といった、最近建設されたターミナルを見比べてほしい。どれも、同じ人がデザインしたと思えるほどそっくりだ。水原駅、安養駅、富平駅なども、似たような特徴のないビルにすぎない。計画表を見る限り、幸信駅、新村駅も同様だ。
なぜ、街から表情を奪い取ろうとするのだろう。
コメント
ソウル・新村駅
韓国ソウルの国鉄新村(シンチョン)駅です。巨大なソウル駅の隣の駅なのですが、一気にどこか地方のローカル線の駅のような素朴さでびっくりしました(駅の周りは大都会ソ…
トラックバックさせていただきました。
駅舎保存の件、ひとまずよかったですねぇ。
ども。フォローさんきゅーです。
保存が決まったそうで、よかったよかった(^^)。