自分で作るぞ仕事用PC

事務所で古いバイオを借り、自宅でのネット環境が一応整った。しかしこのバイオ、有り難いけど余りに古く、めちゃめちゃ遅い。あくまで緊急用である。
早急にPCを何とかしなくては、ということで考えた。
もうメーカー製のPCはこりごりだ。部品に汎用性がなく、故障したらまるまる修理に出さなくてはならない。それなら、自分で作ろう。パーツをひとつひとつ調達して自分で組み立ててれば、中の構造をすべて理解できるし、万一不具合が出ても、壊れた部品だけ自分で交換すれば良い。
ところで、この前見た中古PCは実に魅力的だった。PentiumIII 1GHz、メモリ256MB、40GB HDD。Windows2000まで付属して3万3800円。しかも、トップメーカーDELL製だ。通常の業務であれば、何も手を加えなくても快適に使うことができるだろう。しかし、拡張性は極端に限られ、壊れたらそれまで。デジタル画像を扱う僕にとってCD-Rがないのも困る。
そこで、僕は考えた。この中古PCの価格・3万3800円の予算で、拡張性あふれるずっと魅力的なPCを自作してやろうと。もちろん、OS代込みだ。とりあえず、全く同じスペックで見積もりをとってみた。
CPU     PentiumIII 1GHz 10000円 頭脳
M/B     ECS社製      6480円 メイン基盤
Memory   DDRSD 256MB  3999円 プログラム実行領域
CD-ROM  56倍速       2279円 CD-ROMプレイヤー
HDD     40GB        5469円 ハードディスク
FDD     ミツミ製        1680円 フロッピー
ケース    ミドルタワータイプ  4970円 筐体&電源
OS     WindowsXP HOME  11000円 基本ソフト
合計                 45877円
各パーツの値段は、以前友人が勤めていた秋葉原の「クレバリー」のものを使った(CPUのみ価格.com)。もっと安いところもあるはずだが、とりあえず中古PCとだいたい同じスペックで1万2000円オーバーという結果。CPUの値段がインチキ臭いが、やや古いために逆にプレミアが付いているようだ。
ここを見てくれている人の中には、上の仕様を見てもさっぱりわからんという人もいるだろうが、だいたい2000年ごろ最新だったWindowsPCの仕様と思えばいい。ワープロや表計算、インターネットなどをするには必要充分、でもテレビ録画とかをするのは無謀じゃない?というくらいのものだ。さて、ここから、「コンピューターを自分で作る」楽しみを追っていこう。次回につづく。